小山薫堂さんのお宝は「ライカ」 一瞬一瞬が愛おしく – AERA dot.




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放送作家・小山薫堂さん(53)

放送作家・小山薫堂さん(53)

「断捨離」と言われても、なかなかモノが捨てられない。だが、インターネットのおかげで、実家の片づけや引っ越しで出るガラクタにも値がつく時代に。訪日する中国人が、家の片隅に置かれた中国骨董に高値をつけ、メルカリでどんどん遺品整理もできる。タンスの中は、宝の山だ。AERA 2017年9月25日号では「お宝流出時代」を大特集。

 モノでも、体験でも人生の逸品を見つけられた人は幸せだ。その喜びは世界でひとつの物語。放送作家の小山薫堂さんのお宝を見せてもらった。

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 ライカを好きになったのは、ミーハー心から(笑)。もともと写真が好きで、ロバート・キャパのような名カメラマンがみんなライカを使っていたので、ライカって格好いいと思うようになりました。はじめて買ったライカは「3f」。20代の時、仕事仲間のテレビディレクターから勧められたのがきっかけ。20万円近くしたと思います。

 アイデンティティーを残しながら、常に進化を続けるところに惹かれます。ライカって、いいものを捨てないようにしながら進化しつづけているんです。

 例えば、かつてフィルムを入れていた場所が今はSDカード入れになっています。デジタル化したのに、他の使い勝手はほぼ同じ。普遍性を持たせる企業姿勢が好きです。

 ライカで撮ると、写真に血が通っているように見えるから不思議です。ライカにはカメラそのものにオーラがあり、魂が宿っている感じがします。こうして手に取ると、何か瞬間を探したくなるような、一瞬一瞬がいとおしくなる気にさせてくれます。

 今ライカは8台。くまモンとコラボしたライカも持っています。2014年にくまモンがドイツのライカ本社を訪ねコラボモデルを発表したのですが、その時、プロトタイプとして1台だけ作ってもらい購入しました。ボディーにくまモンの顔がデザインされていて、愛着があります。撮っていると「何、それ!?」ってよく聞かれます。

 ライカは旅先に持っていきます。よく使うレンズは50ミリの単焦点。風景や街中の人など、部屋に飾りたいなと思う時にシャッターを切ることが多いです。一度、キューバで、古い車を撮ってみたいですね。

(構成/編集部・野村昌二)

AERA 2017年9月25日号

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