マイクロソフトが音楽分野で犯した「失敗の歴史」 – Forbes JAPAN



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スタートアップ業界では失敗は賞賛されるべきことだ。試行錯誤を繰り返さない限り、新たなイノベーションは生まれない。マイクロソフトは音楽分野において、これまで様々な失敗を犯してきたが、特徴的なのは市場の先行者ではなくフォロワー的なポジションをとった事例が多いことだ。

直近の例ではストリーミング分野において、マイクロソフトは「Groove Music」を立ち上げたが、2017年中のサービス終了を宣言している。ここでは音楽分野におけるマイクロソフトの失敗の歴史を振り返ってみたい。

MSN Music

今から10年以上前のマイクロソフトはヤフーを競合に見据え、ニュースや動画、ブログサービスなどあらゆる分野に手を広げようとしていた。その後、同社はMSNミュージックを立ち上げ、有料の音楽ダウンロードサービスを展開。iTunesからシェアを奪おうとしたが長くは続かなかった。

MSNミュージックストアは2004年から2006年まで運営された。有料で楽曲を購入したユーザーらは2008年まで、購入済みの楽曲を聞くことが出来た。

Zune

マイクロソフトは2006年にiPodを競合に見据え、携帯音楽プレーヤー「Zune」を発表した。これは一部では非常に完成度の高いデバイスであると評価されたが、このプロジェクトは2009年の「Zune HD」で終了した。

Zuneプロジェクトの傘下には、デジタル音楽ストアの「Zune Marketplace」も存在した。このサービスは当初、月額14.99ドルを払えば数百万曲の楽曲のストリーミングが可能で、毎月10曲をダウンロードできる形式で始動した。その後、9.99ドルに価格を引き下げたが、日の目を見ることは無かった。

Xbox MusicとGroove Music

Zune Marketplaceが2013年に終了後、ユーザーらはXbox Musicへの移行を推奨された。その後、Xbox Music は2015年のWindows 10のリリース時に「Groove Music」に名称を改めたが、このサービスも支持は得られなかった。

Music x Technology

マイクロソフトは音楽分野での新たな試みを、完全に停止した訳ではない。同社は“音楽とテクノロジーの融合”をテーマとしたウェブサイト「Music x Technology」を構築し、新人アーティストやインディー系ミュージシャンの最新の動向を伝えている。

ここには興味深い記事や動画も掲載されているが、残念ながらその内容は、マイクロソフトによって選ばれた、“非常に幸運な無名アーティスト”たちの動向を伝える以上のものにはなっていない。誰もが知るような有名シンガーはここには登場せず、サイトのオーディエンスの数はごく限られている。




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