マウス、VROC構成の超高速ストレージを搭載したクリエイター向けPCを参考展示 – マイナビニュース



マウスコンピューターはこのほど、CGアーティストのためのカンファレンスイベント「CGWORLD 2017 クリエイティブカンファレンス」に出展し、クリエイター向け向けPC「DAIV」のデスクトップPCとして、Intel VROC構成の超高速ストレージ搭載モデルを参考展示した。

DAIV-DG750H4-VROC

Intel VROC(Virtual RAID on CPU)は、Intel Xeon ScalableプロセッサやIntel Core Xシリーズで導入された仮想RAID機能で、PCIe接続に対応した高速SSDでCPU直結のRAIDアレイを構築。ブートにも対応する。

ブースで参考展示していた「DAIV」のVROC構成モデル「DAIV-DG750H4-VROC」は、Intel X299プラットフォーム採用し、CPUに18コアのIntel Core i9-7980XE、さらに4基のIntel Optane SSD 900P SSDの280GBモデルをIntel VROC(RAID 0)で搭載する。

18コアのIntel Core i9-7980XEを搭載

CrystalDiskMarkでのテストでは、シーケンシャル(Q32T1)リードが最大10,393MB/s、ライトが8,305MB/s、4Kランダム(Q32T1)リードが571.7MB/s、ライトが530.9MB/sと非常に高速の転送速度を実現している。8K解像度でのリアルタイム動画編集も見据えた性能となっている。

超高速の転送速度を実現

現時点では、あくまで参考展示ということだが、Intel Core i9-7980XE、水冷CPUクーラー、Intel X299チップセット、64GBメモリ(16GB×4)、NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti 11GB、280GB SSD×4(Intel Optane SSD 900P SSD)、Windows 10 Pro 64bitの構成で税別948,000円と具体的な価格も示されていることから、実際に発売される可能性が高そうだ。

CG・映像制作に最適なストレージは?

また、CGWORLD 2017 クリエイティブカンファレンスのセッションとして、コロッサスの澤田友明氏と、マウスコンピューターの金子覚氏が「2018年、CG・映像制作に最適なマシン構成は? Maya・AfterEffects・Nukeを高速化する必要なハードウェア構成を徹底検証」と題して講演を行った。

コロッサスの澤田友明氏 マウスコンピューターの金子覚氏

まずはAdobe Premiere Pro リアルタイム再生テストとして、3.5インチ SATA HDD、2.5インチ SATA SSD、Intel Optane SSD 900P SSDで、300フレーム中のコマ落ち回数を記録すると、HDDではフルHD解像度でコマ落ちが発生、SATA SSDはフルHDでは問題なかったものの、4K解像度でコマ落ちが生じた。Intel Optane SSD 900PはフルHD、4Kどちらの解像度でもコマ落ちなく、リアルタイム再生できたという。

検証環境。X299プラットフォームのハイエンドモデルと、Z270プラットフォームのメインストリーム、コロッサスで利用している4K編集用マシン
Adobe Premiere Pro リアルタイム再生テスト。フッテージのフレームレートを30fpsに設定し、300フレーム中のコマ落ち回数を記録
HDDはフルHD、SATA SSDは4Kでコマ落ちが発生するが、Intel Optane SSD 900P SSDではコマ落ちなし

また、Nukeを使ったコンポジットレンダリングの検証において、CPUとGPUに高い負荷がかかるケースでは、それらのプロセッサに依存し、ストレージの速度はそこまで影響しないが、CPUとGPU負荷が低い場合には、ストレージの性能によって処理速度が高速化されることもあるとした。

Nukeを使ったコンポジットレンダリングその1。マルチレイヤーEXRによる再合成コンポジット
フルHD/4Kの結果。ストレージによる差はわずか
ディスク使用率に余裕があるというメリットはあるが、処理速度にはそれほど影響がなかった。プロセッサ側の処理がボトルネックになっているようだ
4Kでも傾向は同じ
Nukeを使ったコンポジットレンダリングその2。プロセッサの負荷を減らし、マルチレイヤーEXRの書き込みに特化した再合成コンポジット
こちらは処理速度に大きな差がでた

Bifrostによる流体シミュレーションでも、HDD、SATA SSD、Intel Optane SSD 900P SSDで処理時間に大きく差が開いた。プロセッサの処理よりもストレージのリードにボトルネックがあるようで、リード速度により明らかに処理が高速化するとのことだ。



Bifrostによる流体シミュレーション
こちらもストレージによって、処理速度に大きな差がでた

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