ContinentalのDMD採用HUD、フォードが2車種に搭載 – 日経テクノロジーオンライン



 ドイツContinental社の日本法人は2017年11月17日、映像の生成にDMD(Digital Mirror Device)を採用した同社のヘッド・アップ・ディスプレー(HUD)を、米Ford Motor社が「Lincoln」ブランドの車両に搭載すると発表した(図1)。搭載するのは、高級セダン「Lincoln Continental」の2017年モデルと、高級SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「Lincoln Navigator」の2018年モデルである。

図1 映像の生成にDMD(Digital Mirror Device)を採用したContinental社のヘッド・アップ・ディスプレー(HUD)

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 HUDとは、車両の速度や経路案内などの情報を、運転者の視点から2mほど先に虚像として映す車載機器。光源からの映像を機構内部で数回反射して拡大し、フロントウインドーやコンバイナー(表示部)に映す。運転者はカー・ナビゲーション・システム(カーナビ)やセンターメーターに視線を移すことなく、必要な情報を得られる利点がある。

 Continental社が映像の生成に使ったDMDは、多数のMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーを平面に配列した表示素子。ミラーの数が画素数に相当する。HUDで主流となっている、安価なバックライト付きTFT(薄膜トランジスター)液晶ディスプレーに比べて、明るい映像を生成しやすい特徴がある。次世代のHUDに適した映像生成の手段として、三菱電機やコニカミノルタなどが開発を進めている。

 Continental社はAR(拡張現実感)を取り入れたHUDの量産にめどをつけている(関連記事:クルマにAR、2017年に実用化)。運転者が見ている風景に文字やイラストなどを重ねて表示する技術で、カメラを使って障害物や車線などを検知して実現する。同社はDMDによる映像生成が「(ARを適用したHUDの)基礎を形成する」としている。




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