写真撮影を思い切り楽しめるスマホ「ZenFone Zoom S」、デュアルカメラは望遠側に魅力あり(日経トレンディネット)



 エイスースの「ZenFone Zoom S」は、高性能スマホのトレンドであるデュアルカメラを搭載した最新SIMフリースマホだ。広角側カメラと望遠側カメラの2つをシチュエーションに応じて使い分けられるのが便利。大容量バッテリーも搭載しており、写真撮影を思い切り楽しめるAndroidスマートフォンに仕上がっていた。

【関連画像】5.0倍(望遠側カメラでデジタルズームを併用)も思っていたほどは悪くない印象だ。むしろ、広角側カメラでの撮影よりも自然な写りだと感じる(ISO50、1/645秒、F2.6)

●「Zoom」といっても光学ズームではなく、広角カメラと望遠カメラの2つを搭載

 カメラ機能をウリにしているスマートフォンは、ほぼ例外なくデュアルカメラがトレンドになっている。広角側のカメラと望遠側のカメラを自在に切り替えて、自分のイメージする表現に合った写真が撮れるというものだ。ZenFoneシリーズの高性能モデルという位置づけのZenFone Zoom Sも、当然ながらデュアルカメラを採用する。

 注意したいのが、機種名にズームと名が付いているものの、光学ズーム機能を搭載しているわけではない。1.0倍(広角側カメラ、25mm相当)、2.3倍(望遠側カメラ、59mm相当)、5.0倍(望遠側カメラ、デジタルズーム併用)という具合に、利用するカメラを切り替えつつデジタルズームを併用することでズームする仕組みだ。カメラの切り替えは簡単で、画面上の倍率が表示されているアイコンをタップするだけ。細かく調整したい場合はスライダーを操作すればよい。

 明るさや条件によっては、必ずしも望遠カメラが使われるわけではなく、広角カメラとデジタルズームの組み合わせになる場合もあった。このあたりの処理は、デュアルカメラを採用するアップルのiPhone 7 Plusと同様のようである。

望遠側カメラでの撮影のほうが自然な描写が得られる

 広角カメラはF1.7、望遠カメラはF2.6で、それぞれ光学式手ぶれ補正機構も搭載する。1/2.55型の撮像素子は約1200万画素と抑えめだが、デジタルズーム域でもなかなか自然な描写で、そこそこ鑑賞に耐えるクオリティーという印象を持った。仕上がりを見る限りは、望遠撮影が多い人にお薦めの機種だといえそうだ。

 オートフォーカスはデュアルピクセルの像面位相差AFを採用しており、一般的な被写体の場合はスピードも精度も満足のいくものであった。だが、広い空と電柱のようなシーンの場合は、ピントのヌケが多く見られた。このあたりはアップデートでの改善に期待したい。撮影モードはマニュアルも用意され、ホワイトバランス、露出補正、ISO感度が設定できる。RAW撮影も選べるので、絵作りにこだわる人なら試してみたい。

大容量バッテリーのおかげで、電池残量を気にせずバシバシ撮影できる

 実際に使ってよいと思ったのが、約5000mAhのバッテリーの持ちだ。途中で継ぎ足し充電をせず、かなり多くのショットを撮ったのだが、バッテリーのゲージが全然減らず「表示がおかしいのでは?」と思ったほど。5.5型の大きな有機ELディスプレーは明るいうえに見やすく、屋内外で構図を決めるのに役立った。望遠撮影に強いSIMフリースマホを探しているのなら、一度試してみる価値がある端末だと感じる。

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