米国株、ダウ小高く始まる 最高値上回る、ボーイング高い – 日本経済新聞



【NQNニューヨーク=森田理恵】12日の米株式相場は小高く始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比76ドル54セント高の2万4462ドル57セントと、前日に付けた最高値を上回っている。上げ幅は一時100ドルを超えた。アナリストの目標株価の引き上げを受けて航空機のボーイングが大幅に上げ、ダウ平均を1銘柄で60ドルほど押し上げた。金融のゴールドマン・サックスや通信のベライゾン・コミュニケーションズなども買われ相場上昇をけん引している。

ニューヨーク証券取引所

 一方、IT(情報技術)関連株には売りが先行しており、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同9.929ポイント低い6865.249で推移している。

 米連邦準備理事会(FRB)は12~13日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを決める見通し。市場では会合後の声明や経済・金利見通しを含めて大きな驚きはないとの見方が多く、米国株の買い安心感につながっている。

 格安航空会社(LCC)のジェット・ブルーが小高い。朝方に運航実績の指標である「有効座席マイル当たり収入(RASM)」が2017年10~12月期に前年同期比0.5%減~1.5%増になる見通しだと発表。ハリケーン「イルマ」や「マリア」による悪影響は従来の見積もりよりも小幅にとどまるとの見方を示し、好感された。パーソナルスタイリングを手掛ける電子商取引(EC)のスティッチ・フィックスは現時点よりも高い目標株価での調査開始が相次ぎ、買いが膨らんだ。医療機器大手アボット・ラボラトリーズも投資判断の引き上げが伝わり、上昇している。

 映画・娯楽のウォルト・ディズニーがメディア大手の21世紀フォックスの事業買収を14日に発表する方向で進んでいると米CNBCが報じた。いずれも株価は小高く始まった。ダウ平均の構成銘柄ではゼネラル・エレクトリック(GE)や日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の上げが目立つ。

 玩具のマテルが売られている。前日夕、主要取引先の在庫整理などが17年10~12月期の売上高の逆風になるとして、17年12月期通期の総売上高が前期比で5~9%ほど減るとの見通しを明らかにした。アナリストによる投資判断の引き下げも伝わった。

 ダウ銘柄ではアップルや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が下げて始まった。




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