スマホ時代の受験生の「応援アプリ」とは – ホウドウキョク



勉強を見える化する「神アプリ」?

いよいよ10月、大学受験生60万人にとっては、憂鬱なシーズンの到来だ。

スマホ時代の今、ソーシャルネイティブな受験生は、“応援アプリ”でつながり、孤独な受験勉強に立ち向かっている。

そのひとつが、大学受験生の3人に1人が使っているというアプリ「スタディプラス」だ。“神アプリ”と呼ぶ人さえいるという。

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「スタディプラス」

2012年にサービスを開始して以来、延べ270万人がこのアプリを使っている。

利用者は自分の学習量や試験の点数をアプリに入力し、勉強を「見える化」する。また、「スタディプラス」では、利用者が勉強の記録を公開することもでき、受験生同士で学習の進捗状況を比較し合うことも可能だ。

スタディプラスの廣瀬高志社長は、受験勉強は「モチベーションがカギ」と言う。

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スタディプラス・廣瀬高志社長

「高校生の時に勉強記録ノートを作っていたのですが、モチベーションが続かないのが課題でした。スマホを使って勉強の記録をつけ、グラフ化、可視化できれば、モチベーションにつながる。測定なくして改善無しです」

さらに、このアプリが、受験生に重宝がられているのが、SNS機能だ。

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アプリ上には、同じ学習塾に通うグループや、同じ志望校のグループなど様々なコミュニティが存在し、受験生はコミュニティを通じて、お互い励まし合ったり、競い合ったりする。

どの参考書がいいのか?など、かつて口コミで行われた情報交換も、教材のレビューを書き込む掲示板で行われる。

 廣瀬社長は、「スマホ時代の今だからこそできること」だと言う。

「いまの受験世代は、SNSに慣れ親しんだソーシャルネイティブなので、日々LINEやツイッターで活発にコミュニケーションしています。他の人の勉強量をみて刺激を受けるのは、これまでもリアルな世界でありましたが、スタディサプリは、いわば『オンラインの自習室』ですね」

スマホで覚える英単語

もうひとつ、ダウンロード数が150万となり、受験生の間の“神アプリ”とされるのが英単語アプリmikan(みかん)」だ。

受験勉強で苦痛な、膨大な英単語の暗記。昭和の受験生は、「豆単」や「でる単」で、英単語をひらすら覚えていた。しかし、今は、このアプリを使って、スマホ片手にみんなで楽しみながら英単語を覚えるという。

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英単語アプリ「mikan(みかん)」

「mikan」のCEO宇佐美峻さんは、このアプリを開発したきっかけをこういう。

「かつてTOEFLの勉強をしていましたが、英単語を3800も覚えないといない。しかも超難しい。そこで何とか効率的にできないかとソフト開発を思い立ちました」

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「mikan」(右から)高岡和正Co-Founder、宇佐美峻CEO、溝口慎也デザイナー

当初「mikan」は1人勉強用のアプリだったが、普及させるために「高校生と言えば甲子園だよね」と学校対抗イベントをやったところ、あっという間に受験生の間に広まったという。

「学校単位で順位がつくし、校内で誰がどのくらいやっているのか『見える化』されているので、『あいつ頑張っているな』とか『おまえ、もう少しやれよ』とか盛り上がる」(宇佐美CEO)

昭和では単語カードを見ながらブツブツ言っていた受験生がよくいたが、いまはクイズ感覚でどんどん単語を覚えるのだ。

「mikan」を学校の教材に使いたいとの問い合わせも多いそうで、小学校の英語教育が義務化されれば、益々普及が進みそうだ。

SNSで他校の先生と情報交換

では、生徒だけでなく、先生たちにもみんなで頑張れるサービスはあるのか。

それが、先生同士のSNSサイト「SENSEI NOTE(センセイノート)」だ。

2014年にサービスを開始して以来、全国ですでに3万人の先生たちが利用している。

このサイトでは、普段付き合うことのできない全国の学校の先生たちと情報交換し、お互いに解決策を見つけて共有する。

「SENSEI NOTE」を運営する株式会社LOUPEの浅谷治希CEOは、「学校の先生は、他の学校が何しているかわからない。ただ、先生は100万人いても同じ指導要領に沿って授業をやっているので、その分情報共有をしやすくシナジーが効きやすい」という。

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株式会社LOUPE・浅谷治希CEO

ソーシャルネイティブは受験生のみならず、先生にも広がっているのだ。




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