IoT水耕栽培器の実力を自宅で検証 食育にもなる?(日経トレンディネット)



 「IoT(Internet of Things)」というフレーズが世間をにぎわせるようになって久しい。あらゆるモノがインターネットでつながるという技術だが、日々の生活で活用できるような製品・サービスはまだ多いとはいえない。

【関連画像】結構大きなサイズだったので、台所の空きスペースに置いてみた。中の箱には、種や培養液のボトルが入っていた

 今回、アドトロンテクノロジーが製造・販売する「foop」という“IoT水耕栽培器”を試用する機会を得た(税、送料込み5万2380円)。水耕栽培器は数多いが、「IoT」と冠しているのは、Wi-Fi機能を搭載し、栽培状況がスマホに通知される点が売りだからだ。実際に野菜を育てながら、その実力を確かめてみた。

 foopのサイズは幅49.8cm、奥行き32cm、高さ32.6cm。円筒形で、ガンダム世代の記者にとっては、スペースコロニーを思わせるデザインだ。両端には飛騨産ブナ材の合板が使われており、未来的なイメージだけでなく、リビングに置いても違和感のないデザインに仕上げられている。スイッチ類が一切ないのは、設定などをすべてスマホアプリ経由で行うためだ。

 電源を入れると左右のファンが回り始め、前面のLEDディスプレイが点灯。やがて笑顔のようなマークが表示されると準備は完了だ。スマホアプリを起動し、メールアドレスでログイン(FacebookのIDも選択可能)。いったんBluetoothでfoopに接続し、Wi-Fiのアクセスポイントを設定。これで、foopがインターネットとつながり、晴れてIoT機器となる。

種まき不要の裏ワザも

 続いて、苗床の準備。栽培トレイに20個の穴があいており、ここに栽培カップを差し込む。

 栽培カップの作り方は2つある。1つは、付属する栽培スポンジを水に浸してからカップに差し込み、種をまく方法。スポンジの中心には切り込みが入っており、そこに種を押し込む。今回は指でベビーリーフの種まきをしたが、種の向きなども発芽に影響するらしく、本当はピンセットを用いたほうがいいそうだ。

 もう1つは、8月に発売された「foop capsule」(10個セットで税・送料込み1500円)を使う方法。すでに栽培カップに種がまかれており、栽培トレイにセットするだけでほぼ確実に発芽するよう、種の位置などが調整されているという。

 アドトロンテクノロジーによると、ユーザーから「せっかく種をまいたのに、発芽しない」という問い合わせが一定程度寄せられていたという。詳しくは後述するが、foopのIoT機能により、生育環境の状況はアドトロンテクノロジー側である程度把握できる。生育環境には問題がないのに発芽しないのは種まきに問題があると考えられるケースが少なくなかったことから、このようなキットを発売するに至ったという。

 発芽の確率が上がることもさることながら、最大のメリットは種まきにかかる手間が大幅に減らせることだろう。今回は通常の種まきを10個、capsuleを10個セットしたのだが、種まきの準備には20分近くかかったのに対して、capsuleはカバーをはがしてセットし、水が培地に染み渡るよう軽く押すだけなので、2分程度で済んだ。

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