BMWがSUV「X3」3代目投入で狙うもの ライバル続々登場で日本発売急いだ?(日経トレンディネット)



 BMWは2017年12月、フルモデルチェンジし3代目になったクロスオーバーSUV「X3」の日本での納入を開始する。X3はBMWがSAV(スポーツ・アクティビティー・ビークル)と呼ぶ「Xシリーズ」のミッドサイズモデルだ。発売は10月19日で、価格は639万~710万円。

【関連画像】BMWの新型クロスオーバーSUV「BMW X3」。税込み639万~710万円

 このクラスの輸入車SUVはフルモデルチェンジが相次いでおり、特にライバル車であるアウディ「Q5」が10月2日、ボルボ「XC60」が10月16日に日本で発売されたばかりだ。売れ筋カテゴリーということもあり各社早いタイミングで日本に導入を開始しており、X3も本国で6月に発表され、本国のラインアップもまだ6モデルすべてがそろっていない段階での日本発売となった。このため12月に納入されるのは人気の高いクリーンディーゼル仕様の「xDrive 20d M Sport」のみ。その他の仕様は2018年早々に導入予定となっている。なお2代目X3では、販売の8割がクリーンディーゼル仕様だったといい、新型も同様の比率になると見られる。

 X3は2003年に初代が発表されて以来、グローバルでの累計販売台数は約150万台を超え、日本では2004年の発売以来、約3万台を販売したという。「X1」、X3、「X4」、「X5」、「X6」と5種類あるBMW Xシリーズ全体の販売台数のうちX3は30%以上を占める売れ筋モデルとなっている。

最大55kg軽くなり走行性能が向上

 新型は従来通り初代X3から採用してきた電子制御4WDシステム「xDrive」を全車で採用。BMWが「インテリジェント4輪駆動」と呼ぶこのシステムは、走行状況に合わせて全後輪への駆動力を可変することで、ぬれた路面や急なカーブ、悪路でも、気持ち良く安全に走れるとい うもの。

 パワーユニットはガソリン仕様の「20i」とクリーンディーゼル仕様の「20d」の2タイプで、それぞれ標準車に加えて、ラグジュアリー仕様の「xLine」と、高性能モデルであるBMW Mシリーズのスポーティーさを受け継ぐ「M Sport」を用意している。全車8速ATというシンプルな構成だが、本国では後輪駆動車仕様もあるので、将来的に日本でも仕様が増える可能性はある。

 日本仕様のパワーソースはガソリン、クリーンディーゼルともに2.0L直列4気筒ターボエンジン。xDrive20dは、微粒子フィルター、酸化触媒およびNOx吸蔵触媒、尿素を用いるAdBlue噴射装置付きSCR触媒を含む「BMWブルー・パフォーマンス・テク ノロジー」を採用した新クリーンディーゼルエンジンを採用。最高出力190ps/4000rpm、最大トルク400Nm/1750~2500rpmを発揮し、燃料消費率は17.0km/Lをうたう。ガソリン仕様は11月時点で日本での認証取得を申請中のため、正式なスペックは公表していないが、欧州のモデルでは最高出力184ps/5000rpm、最大トルク290Nm/1350~4600rpmとなっており、これと同等になると考えられる。

 従来同様にプラットフォームはFRベース(フロントエンジン・リアドライブ)で、重量配分は50:50。また重量は先代比で最大55kgも軽くなっており、走行性能の向上に貢献している。最低地上高は204mm、走行可能な水の深さは500mmとSUVとしての性能も高い。

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