稀勢の里、4日目で3敗…横審は「猶予」も休場なら進退問題に発展へ – スポーツ報知

 今場所3敗目を喫した横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が5場所連続休場の危機に追い込まれた。西前頭2枚目・琴奨菊(33)=佐渡ケ嶽=に豪快に突き落とされ、2日連続となる通算11個目の金星を配給。4日目での3敗は昨年初場所後の横綱昇進後初めて。横綱審議委員会(横審)からは「猶予」を与えられているが、休場となれば進退問題への発展は避けられそうにない。

 4場所連続休場からの再起を図る稀勢の里が、またもつまずいた。琴奨菊との立ち合い。得意の左を差したが簡単に上体を起こされ、右肩から力なく崩れ落ちた。騒然とする両国国技館の土俵下。思い詰めた表情で大きく息を吐いた。足早に戻った支度部屋でも重苦しい空気。髪を結う間はじっと正面を見つめ、報道陣からの問いかけにも「うーん」と、繰り返すばかりだった。

 4日目で3敗を喫するのは横綱昇進後では自身初。2日目の結びで北勝富士から初白星をつかみ、一度は持ち直したかに見えたが、再び窮地に立たされた。復活を期して場所中も立ち合いを入念に確認。この日の朝稽古でも横綱は「いい状態。やるだけですよ」と強気の姿勢は崩していなかった。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「気持ちは切れていない。稽古場と本場所の土俵は違う。番数をこなせば良くなるし、(休場明けから)体が思い出してくるし、先場所までとは違う」と奮起を促した。場所前には30番近い稽古もこなすなど、着実に状態が良くなるなかで初日を迎えただけに「(場所を)休んで勝てるようになるならいいが、そうはいかない」と復活ロードがままならない葛藤もにじませた。

 幕内最多66度目の対戦となった同世代のライバルに喫した痛恨の黒星。稀勢の里が初優勝した昨年初場所で唯一の黒星をつけられたのも琴奨菊戦だった。これで2日連続、通算11個目の金星配給。藤島審判長(元大関・武双山)も「精神面ですね。立ち合いで低くいっているけど腰が高い」と厳しく指摘した。

 5日の稽古総見で横審は、稀勢の里が仮に5場所連続休場となった場合でも、進退については猶予があるとした。土俵に立ち続けて巻き返すのか、春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)で完全復活を目指すのか―。苦境に立たされた和製横綱の決断に注目が集まる。(小沼 春彦)

陸上100mで桐生祥秀は2度目の9秒台を出せるのか?その2018年計画を探る – THE PAGE

9秒台男の桐生の2018年計画を探る(写真・アフロ)

陸上の男子100mで日本人初の9秒台となる9秒98をマークし、歴史を塗り替えた桐生祥秀(22)が真価を問われるシーズンに臨む。

 日本歴代最速のスプリンターとして臨む注目のシーズン初陣は、4月下旬の織田記念国際(エディオンスタジアム広島)が有力だ。昨年が3月11日のSUMMER of ATHS Grand Prix(豪州キャンベラ)だったから、約1ヶ月半も遅らせてシーズンインすることになる。

 桐生が所属する東洋大学陸上部は今春も、気候が温暖な豪州での合宿を予定している。冬期練習の成果を試す舞台にもなるレースを回避する理由は、いきなり10秒04をマークした昨年を「失敗」と位置づけているからだ。
五輪に2度、世界陸上に3度出場した経験をもち、桐生を入学時から指導してきた東洋大学陸上競技部の土江寛裕短距離部門コーチ(43)は、ある意味で嬉しい誤算だったと昨年3月の力走を振り返る。

「意識して10秒0台に上げるというタイミングではなく、一気に10秒0台に上がっちゃったという感じでした。結果としてその後もずっと高いレベルで走りすぎて、肝心の日本選手権前には精神的に消耗していた部分があったので」

 昨年は帰国後も10秒0台を連発。9秒台突入は時間の問題か、と期待が膨らんだ一方で、ヨーロッパを転戦した後の6月中旬には「疲れました」と口にするようになったという。

 果たして、世界陸上ロンドン大会の選考会を兼ねた6月24日の日本選手権決勝では、10秒26の4位で惨敗した。メンタル面での疲労に、「勝たなければ」という気負いが拍車をかけた悪循環だった。

 苦い思いを教訓に変えたからこそ、意図的にスタートを遅らせる。もっとも、土江コーチをして「明らかにそれまでと次元が違っていた」と驚かせた春先の走りは、冬期に課してきたユニークな練習が桐生を内側から変貌させた証でもあった。

 ハンマー投げの金メダリスト・室伏広治氏に師事して体幹を徹底強化し、ボクシング練習にも夢中になって取り組んだ。なぜ陸上短距離とボクシングなのか。土江コーチの狙いはこうだ。

「たとえるならミシンのようにダン、ダン、ダンと縦に踏んでいく走りが桐生の特徴ですけど、僕としてはもうちょっとだけ前方向に幅を持たせたかった。ストライドを出すために、縦の速さを生かしながら、骨盤の動きとかを少し前へ出したいと思っていたんです。
 陸上の練習にはドリルと呼ばれる、地味な動き作りがありますけど、アイツはそういう練習を好まない。そこで考えたのがボクシングです。走りにもつながる足と腰と上半身を連動させる練習になるし、3分間単位で絶えず動くことで体を絞る練習にもなるので」

 足から腰、上半身、腕を連動させてパンチを打ち続ける。ボクシング練習は骨盤を左右交互に前方へ出し、ストライドを伸ばさせる動きを体に覚え込ませる上で理にかなっていた。加えて、土江コーチは桐生の性格を上手く利用していた。

「空手の経験者でブルース・リーのファンでもあった父親の影響もあって、アイツは格闘技が大好きなんですよ。ボクシングをやるかと聞いたら『やりたい!』と」

 室伏氏への師事も、桐生の希望を受けたものだ。
 理論派を自任する土江コーチに対して、桐生は情熱を力に変えて走る感覚派。両極端と言えるだけに、1年生と新任コーチというタッグを組んだ直後の2014年春には公の場で衝突している。

「僕を9秒台で走らせると、なぜコーチは言わないんですか。ある指導者は僕を9秒台で走らせると言っているのに、コーチが言わないのはあなたに自信がないからだ!」

 場所は東京・北区のナショナルトレーニングセンターの正面玄関。練習を終えて帰路に就くときに、心中に募らせていた不満に近い思いを桐生が爆発させた。
 ただ、「根拠がないからだ!」と応戦した土江コーチにも譲れない一線があった。

「当時の桐生は、ベースが10秒1台の選手でした。十分にすごい選手でしたけど、一気に9秒台を狙うとなると難しい。常に10秒0台で走れる実力がついて、いろいろな条件が整ったときに初めて9秒台が出ると考えていたので」

【シードリング】世志琥 長与に電流爆破“隠居”のススメ – 東スポWeb

浜田文子(下)にダイビングセントーンを狙う世志琥

 女子プロレス「シードリング」の世志琥(24)が14日、女子プロ界のカリスマ・長与千種(53)に電流爆破マットからの“隠居”を勧告した。

 超花火プロレス「電流爆破フェスティバル」(28日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)では長与が持つベルトをかけた爆女王選手権に出場する。当初はタッグ戦だったが高橋奈七永(39)の負傷欠場により長与、世志琥、藤田あかね(31=アイスリボン)、ブードゥー・レディーマスクによる4WAY形式に変更された。

 もともと高橋を狙って初の爆破マット参戦を決めた経緯がある世志琥は「もう引くに引けない。私の中の爆破スイッチが入っているし。だからベルトを持ってる長与千種を狙うんで」と標的を変更。初対決となる長与に照準を合わせた。

 さらに2代目爆女王として爆破マットをけん引する覚悟も決めている。「長与千種より爆破を面白くしていける自信がある。自分だったら他団体に殴り込みに行くとか、もっと面白いヤツを連れてこられる。同じ相手とやっていても仕方ないでしょ!?」

 現在はOZアカデミーの無差別級王座を保持しており、アイスリボンやWAVEとも交流がある。そのため長与以上にベルトを輝かせられると自負するのだ。

 この日のシードリング後楽園ホール大会では当初対戦予定だった高橋に代わり浜田文子(36)と一騎打ちしたが、APクロス(変型みちのくドライバーII)に屈した。それでも「高橋奈七永が帰ってきたらシングルをやって、自分が一歩先にいると見せつける。もちろん爆破のリングでもやらなきゃ!」と世志琥。ヤンキー娘が邪道マットの頂点へ一直線だ。

サンフレッチェ広島の「顧客戦略部」稼働!山本拓也社長の言う … – 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

トップ画像は2017年1月15日に、広島市街地のど真ん中、地下街シャレオで開催されたシーズンインイベントの模様

サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島は1月15日、「ウェルカム・トークショー2018」を開催すると発表した。

「ウェルカム・トークショー2018」は1月20日(土)午後2時から午後4時まで、ゆめタウン広島の1Fウエストコート(広島市南区皆実町二丁目8-17)で開催される。

株式会社イズミと株式会社ベアフットが協力する。MCは中島浩司さん、掛本智子さん。

入場は無料で、城福浩監督や注目のFW渡大生選手ら新加入選手らが参加する。サイン会や撮影会は行われない。

◆出演者(予定、変更の可能性もある)
第1部:城福 浩監督
第2部:川井 歩選手、川村拓夢選手、大迫敬介選手
第3部:渡 大生選手、馬渡和彰選手、和田拓也選手
第4部:吉野恭平選手、川辺 駿選手

サンフレッチェ広島では1月1日より就任した山本拓也社長がクラブ新戦略の目玉として「顧客戦略部」を新設した。今回のイベントは同部によって運営される。

「顧客戦略」は、スタジアム施設、アクセス、駐車場問題などハード面においてJリーグ最低レベルにランクされるエディオンスタジアム広島に足を運んでもらうためのニーズの堀起こしを進めることが最大の”任務”だ。

山本社長がイメージするクラブのあるべき姿は、リーガ・エスパニョーラのアスレティク・ビルバオ。”地域限定”の顧客戦略などを展開する同クラブはリーグ屈指の動員力、チーム力を誇り、広島という地方都市に拠点を置くサンフレッチェ広島のよき手本となっている。

また、昨年12月の”クリスマス就任会見”の席上、山本社長は「選手にはもっとサポーターやスポンサーのみなさんと接する機会をぜひ作っていただきたいと思ってします」とコメントした。

サンフレッチェ広島では1月11日に開催したナイキ新ユニホーム発表イベント会場を、それまでのホテル広間からマチナカのエディオン蔦屋家電特設ステージに切り替えて、集まったサポーターとの距離をまたひとつ縮めた。

それに続く今回のトークショーは昨年までの同様のイベントと比べた場合どう変化するのか?ファン、サポーター、それにまだエディオンスタジアム広島に足を運んだことのない大多数の市民への遡及力はどう変わるのか。

同じことをしていても何も変わらない。何も変えなければまたJ2降格の危機に瀕する。もちろん、それだけはNGだ、とそんなことは誰もが理解している。ならば…、変わるしかないし、変えるしなかい。

なお、株式会社サンフレッチェ広島顧客戦略部は電話、0570-011320。

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DF和田拓也、DF馬渡和彰、FW渡大生、ユースからGK大迫、MF川井 … – 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

新加入会見に臨んだ6選手と山本拓也社長(右端)、足立修強化部長(左端)

サンフレッチェ広島の2018年シーズン新加入選手発表記者会見が1月14日、広島市中区のホテルであった。

会見に臨んだのは6選手。

大宮アルディージャから完全移籍のDF和田拓也、徳島ヴォルティスから完全移籍のDF馬渡和彰、同じくFW渡大生、それにサンフレッチェ広島F.Cユースからの昇格組となるGK大迫敬介、MF川井歩、MF川村拓夢が、それぞれ新たなスタートを切るための抱負や感想を述べた。

和田拓也選手の話

サンフレッチェ広島という歴史ある、伝統あるチームに加入できてたいへん嬉しく思います。声をかけていただいたので、ぜひこのチームでやってみたいと思いました。両サイドを経験してプレーの幅が広がりましたし、その場に合わせたプレーができるかなと思うので、チームに合わせたプレーをやっていきたい。(広島は)サッカーに集中できる環境が整っている。伝統あるチームで、優勝争いができるように個人としてもレベルアップしたい。

馬渡和彰選手の話

広島という伝統あるクラブでプレーできることをたいへん嬉しく思います。僕自身、J3からキャリアを積んでJ1を目標にやってきた。やっとたどり着けたJ1の舞台なので自分の持てる力を出し切って成長し、さらに活躍する選手になりたい。来て、出れないのはイヤですし、しっかりポジション争いに勝って、J1に来たからにはタイトル、そこを目指してやっていきたい。

渡大生選手の話

自分のできることを日々100パーセントやって広島のためにやっていきたい。

大迫敬介選手の話

今年はより多くの試合に出てサンフレッチェ広島の勝利に貢献できるようがんばります。

川井歩選手の話

憧れであるエディオンスタジアのピッチでチームの勝利に貢献したい。

川村拓夢選手の話

一日でも早く

タイから広島まで「ティーラシンvsチャナティップ」を観に来てもらおうと思ってるのに…春秋航空日本の広島-成田便など運航見通し立たず – 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

トップ画像は出発を待つ羽田行き全日空機の後方を進む、春秋航空日本の機体(2018年1月13日午前10時30分ごろひろスポ!取材班撮影)

成田空港に拠点を置くLCC(格安航空会社)の春秋航空日本について、航空機の検査に不備が見つかったため1月16日以降、成田空港と新千歳空港、成田空港と広島空港を結ぶ一部定期便の運航のめどが立っていない、と報じられた。

春秋航空日本は6年前、中国のLCCのグループ会社として設立された。が、ネット上には利用者らの厳しい声が相次ぎ、トラブルに関する報道も後を絶たない。

2017年には、佐賀空港で成田行きの便のフラップが適切な角度になっていないのに離陸しようとしたり、全パイロットの20パーセントにあたる10人が安全上のトラブルなどを理由に乗務停止となるなど”超低空飛行”が続く。

広島空港、成田空港間は、アイベックスエアラインズ(1日1便)と、春秋航空日本(1日2便)で結ばれ、成田とバンコクは1日9便で結ばれている。

Jリーグ開幕カードの中でも大いに注目を集めるサンフレッチェ広島対北海道コンサドーレ札幌戦(2月24日、エディオンスタジアム広島)では、タイの英雄とタイのメッシの激突、ティーラシンvsチャナティップが実現する。

多くのインバウドが期待される一戦となるだけに、定期便の運航取りやめは、今回もこの先も”クリア!”してもらいたい、とこんな落ちしか思いつかない…

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TARUが1・28「爆女王選手権」に刺客 世志琥「意味分かんない」 – 東スポWeb

左から世志琥、藤田あかね、TARU

 超花火プロレスは13日、都内で会見し、「電流爆破フェスティバル」(28日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で行われる「爆女王選手権」を4WAYマッチで開催すると改めて発表した。

 王者の長与千種(53=マーベラス)はインフルエンザの疑いで会見を欠席したが、シードリングの世志琥(24)とアイスリボンの藤田あかね(31)が出席。当初、同王座戦はタッグマッチ(長与、世志琥組vs高橋奈七永、あかね組)と発表されたが、高橋が負傷欠場となったため長与、世志琥、あかねによる3WAYマッチ形式で行われることになった。

 もともと高橋が爆破戦に出場することにライバル心を燃やし、勢いで参戦を決めた世志琥は肩透かしとなったが「長与千種はインフルっぽいとか、ふざけんなって感じ。私が女王になって活動していくんで。そこにベルトがあるなら取りにいくしかないっしょ」と標的を王者に定めて王座取りを誓った。また、あかねも「ハードコアクイーンとして通過しなきゃいけない」と決戦に向けて意気込みを語った。

 会見中に極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」を率いるTARU(53)が乱入。「長与はどうした? 爆破する前に自分の体を管理した方がエエんちゃうか!?」と欠席の王者を糾弾すると「この3人なら長与の一人相撲やで。お嬢ちゃんたちのためにVMがブードゥー・レディーマスクを投入したる」と一方的に表明した。

 世志琥は「あの人(TARU)知らないし、意味分かんないんですけど」と難色を示したが、超花火実行委員会では爆女選手権を長与、世志琥、あかね、ブードゥー・レディーマスクによる4WAY戦として行うことを決め、即日発表した。

ヤマダ電機、ナカヤマ買収で改修事業「大転換」の理由 – リフォーム産業新聞

ヤマダ電機、ナカヤマ買収で改修事業「大転換」の理由

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「家具がリフォームのつなぎ役だ」

 昨年11月、リフォーム業界に激震が走った。ヤマダ電機(群馬県高崎市)がリフォーム専業最大手のナカヤマ(埼玉県上尾市)を買収すると発表したのだ。いよいよヤマダ電機がリフォームに本腰を入れる。舵を取るのは、かつて家電量販店エディオンでリフォーム事業を急拡大させた、三嶋恒夫副社長。ヤマダはどんな戦略を進めていくのか。

ヤマダ電機 神奈川県横浜市にできた「家電住まいる館YAMADA新山下店」神奈川県横浜市にできた「家電住まいる館YAMADA新山下店」。
ソファがずらりと並ぶ店内。家電もリフォームの売り場もミックスされている

家電売り場に「家具」

 ヤマダ電機のリフォーム拡大戦略の「一丁目一番地」は新業態「家電住まいる館YAMADA」だ。昨年9月8日、茨城県ひたちなか市にオープンした約1500坪のフロアは、従来の家電店とは大きく様相が異なる。家電も売ってはいるが、異様なのはソファやベッドなどの家具・インテリアと食器などの生活用品を売っているコーナーが併設されている点だ。

 また、住宅設備などが展示され、ここではリフォームの相談に対応する。さらにヤマダグループのヤマダ・ウッドハウスやエスバイエルが新築相談。さらに不動産売買・賃貸・保険の相談窓口を備えた店もある。三嶋氏は「おうち一軒、トータルで提案する店なんです。モノからコトまですべて、ヤマダ電機で」と話す。

 実はこの新業態、着実に増えている。わずか3カ月で計9店舗に拡大。神奈川、埼玉といった関東以外にも、大阪、名古屋、長野、石川と全国展開をハイペースで進めている。計画は3年間で100店舗。ヤマダ電機は全国に約660店あり、今後既存店を新業態に転換させていくことも計画しており、全国にヤマダ版「住まいのトータルショップ」が続々と誕生していく見込みだ。

テレビ購入者に提案

 しかし、この新業態、なぜリフォーム事業の拡大につながるのか。三嶋氏はこう話す。「テレビを買いに来た人がいます。提案の際に、このテレビはどこで見るんですかと聞くと、『12畳のキッチン・リビング空間があってそこに置きます』といったような話につながる。そこからお勧めのテレビ台の提案をしたり、ソファの買い換えの話をしたり、キッチンも一度見てみませんか、といったような話につなげやすい」

 従来のヤマダ電機の店舗では家電とリフォームの相談窓口はあるものの、家電客にリフォーム提案するのは簡単ではなかった。その「つなぎ役」が新業態にある家具やインテリア、生活雑貨である。また「住まいの総合ショップ」と打ち出すことで家電客以外の集客につなげる考えだ。「他の家電量販店さんもリフォーム提案に苦労するのはこのためです。テレビを買いに来た人にいきなり、リフォームコーナーがあります、といっても『いいです』と断られてしまう。説明に無理があるからです。家具とかカーテンとか、店内にいっぱいあれば、リフォームはその延長線上です」。反響は上々で現場調査のアポイントは従来より増しているという。

20万円切るキッチン

 リフォームでは主に水まわり商品の割安さを打ち出していく。例えばオリジナルブランドの「ハーブリラックス」はグループのハウステックと共同開発する商品。キッチンはIHが導入された人造大理石の天板が売りで、商品価格は19万8000円。オール電化のセット提案を推進し、光熱費負担を減らすプランを提示していく方針。バスも一坪タイプで29万8000円とかなり割安で、家電の「プライスリーダー」はリフォームでも同じ考えで商品を提供する。

 さらに、ヤマダファイナンスサービスというローン会社も設立し、120回、180回払いといったリフォームローンを提供する。「リフォームのためにお金を貯めていない方も多い。だから月々いくらの出費で済むというクレジットを用意することが非常に大事」(三嶋氏)

ナカヤマとの連携は?

 残る課題は人材だ。現在、ヤマダ電機のリフォームの専任営業マンは約400人。これを2~3倍に増やしていく考えだ。特にインテリアコーディネートなどの有資格者を増やしたり、買収するナカヤマが磨いてきた営業スキルを取り入れたり、提案ツールの開発を進める。

 果たしてどれくらいまで、売り上げを伸ばせるのか。

 もし仮に660店舗が1店舗1億円なら660億円。3億円できれば約2000億円にもなる。

 リフォーム業界の売上高1位は積水ハウスグループの約1300億円。この数字を超えられるのか、リフォーム本格化元年とも言える2018年のヤマダ電機に注目だ。

貴ノ岩、初場所を休場「就業は困難」診断書提出 – スポーツ報知

 元横綱・日馬富士関(33)の暴行問題で被害を受けた大相撲の東十両3枚目・貴ノ岩(27)=貴乃花=の初場所(14日初日・両国国技館)休場が12日、決まった。両国国技館での取組編成会議前に日本相撲協会に休場届と診断書を提出。全休なら幕下陥落が決定的な地位だが、診断書の提出を条件に、特別救済措置で初場所全休でも十両最下位にとどまる。

 貴ノ岩は休場―。この日の取組編成会議前に休場の意向が伝えられ、同時に診断書も相撲協会に届いた。対応した芝田山広報部副部長(元横綱・大乃国)によると、「FAXではありません。原本が来ています」。協会との連絡の際、「文字が鮮明ではない」とFAXでのやり取りを拒んだこともある師匠の貴乃花親方(元横綱)らしいといえばらしい届け方だった。

 川崎市内の病院による診断は、「頭部外傷、頭皮裂創痕、右乳突蜂巣(中耳にある蜂の巣状の空間)炎痕あり」。ただし書きによると、「繰り返す頭部打撲」は「慢性硬膜下血腫」の危険性があるため「暴行を受けた昨年10月26日の受傷から3か月程度」は「就業は困難」と記されていた。昨年12月20日の危機管理委員会の報告書では同月5日から入院中。診断書なしで休場した場合は、幕下陥落となる見込みだったが、診断書が出たことで救済措置が取られ、貴ノ岩は3月の春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)は、十両最下位に残ることになる。

 昨年の冬巡業は慣例破りとなる診断理由なしでの休場。協会関係者によると、実は同巡業後に貴ノ岩側は診断書を提出していたという。だが「不備があった。診断も『疑い』で全治も書いていなかった」(関係者)と受理できる内容ではなかった。協会は被害者を十両にとどめる救済措置を設けた一方で、今回こそは、“きちんとした”診断書の提出にこだわった。

 もし診断書が出せないなら強行出場か幕下落ちの2択となっていた。弟子を守る信念で行動していた貴乃花親方にとって、傷が癒えないまま弟子を土俵に上げるか、無給の幕下の身にしてしまうかという最悪の2択だったが、それも診断書提出で避けられた。渦中の関取は、春場所での復帰を目指すことになった。(網野 大一郎)