インスタ風写真も!? 人気再燃「写ルンです」が面白い

使い切りカメラとして一世を風靡した「写ルンです」。近年、若い世代を中心としたリバイバルブームで脚光を浴びています。デジタルカメラがこんなに便利になった現在、なぜ「写ルンです」での撮影が楽しまれているのでしょうか。あらためて「写ルンです」を使って撮影してみました。写り具合のチェックや応用した撮影方法などを試してみたレポートです。

「写ルンです」の現行機は2種類からセレクトできる

写ルンです

「1600・ハイスピード」の使用方法を書いたボディ面。使い方はフィルムを巻いてシャッターを押すだけ。

「写ルンです」は、フィルム感度の異なる2種類が現行機種として販売されています。これ以外にも防水タイプの機種もありますが、ここでは除外しておきます。「シンプルエース」は、フィルム感度がISO400の機種。シャッター速度が1/140秒、レンズはF10、最短撮影距離が1メートルという仕様です。

もうひとつが「1600・ハイスピード」と名付けられた機種。こちらはフィルム感度がISO1600になっていて、シャッター速度が1/200秒と高速化されています。レンズはF14、最短撮影距離が0.8メートルと「シンプルエース」よりハイスペック化されたモデルです。

日中野外でスナップショットを撮るのが主な撮影では「シンプルエース」、やや暗いところでの撮影やスポーツシーンなど被写体の動きが速いものを撮るのが目的の場合は「1600・ハイスピード」を使うというような選び分けができます。どちらの機種もフィルム枚数は、27枚と39枚の二種類から選択可能。

さらに詳しいスペック等は公式サイトでご確認ください。
写ルンです(富士フイルム)

それでは、「写ルンです」で撮影した写真を見ていきましょう。

ゆるい写りが魅力の「写ルンです」

写ルンです

公園の風景を撮ったもの。デジカメでシャープに写る写真に見慣れているとぼんやりとした甘い写り具合。

「写ルンです」はとぢらの機種も、最短撮影距離から無限大にピントが合うことになってますが、プラスチックレンズ一枚での描写力には限界があります。しかし、このピントの甘さ具合が「写ルンです」の人気が再燃したところかもしれません。フィルムのスナップカメラで撮るゆるい写りの写真。「写ルンです」で撮れる写真は全体にこんな感じです。

写ルンです

「ハイスピード」の機種で夕焼けの風景を撮った一枚。高感度フィルムなので夕焼けの雰囲気も写せた。

「ハイスピード」は、ISO1600の高感度フィルムなのでどの程度暗いところでも写るのか試してみました。日没後の夕焼けが見える風景を撮った写真は、シャッター速度が固定なのでやや露出アンダー気味で写りましたが、なんとか夕焼けの雰囲気は写りました。ある程度の明かりがあればフラッシュなしでも写せそうです。

フラッシュは日中でも使うと効果的に撮れる

写ルンです

フラッシュを使い撮影した一枚。フラッシュ光を入れたことで看板部分が明るく写せた。日中シンクロと呼ばれる撮影方法。

写ルンです

これも日中シンクロで撮影。反射板になっている標識が明るくなっていることでフラッシュ光が当たっているのが見てわかる。

「写ルンです」にはフラッシュが標準装備されています。この値段でフラッシュまでついていることに驚きますが、さてこのフラッシュどういうときに使っていますか? 暗いところで使われるのが一般的ですが、日中でもフラッシュを使うとよりきれいに写せるのです。上の写真は2枚ともフラッシュを使い撮影しました。昼間なのでフラッシュを使わなくても撮れるシーンなのですが、あえてフラッシュを使ったことで看板がひときわ明るく写っています。これを応用すれば、日中に人物のスナップショットでもフラッシュを使うことで表情を明るく写せます。

このような日中でもフラッシュを使って撮影するテクニックを日中シンクロと呼びます。「写ルンです」のフラッシュを使うだけで簡単に日中シンクロ撮影が可能です。

フィルターを使えばインスタ風のオリジナル作品も撮れる

写ルンです

レンズの前にカラーフィルターを押し当てて撮影。フィルターは色がついた透明のもので代用する。

最近はインスタグラムなどエフェクト加工した写真が人気ですが、 「写ルンです」はレンズも取り付けられたものしか使えず、ズーム機能もないので撮影するときにエフェクトを加えることがほとんどできません。そこで、考え付いたのがカラーフィルターなどをレンズのまえに置いて撮影するという方法。さてどのような写真が撮れるでしょうか。

写ルンです

赤いフィルターをレンズ前に置いて撮影。画面全体が赤くなって写った。レトロ感のような雰囲気が漂う。

写ルンです

青いフィルターを使い撮影。全体が寒色になって雰囲気が一変。

上の写真は、それぞれ赤と青のフィルターをレンズ前につけて撮影したもの。赤のフィルターを使った写真では画面全体が赤くなり、異次元的なイメージを与える一枚になりました。青のフィルターを使った写真は、全体に青色になることで寒色のイメージが強くなりました。このようにカラーフィルターをレンズ前に取り付けるだけでイメージをコントロールしたオリジナルな写真が撮れます。カラーフィルターは色のついた透明なものであれば代用できます。

写ルンです

スマホカメラ用のフィッシュアイレンズを使って撮影した例。ピントは合ってないが、フィッシュアイ効果は写せた。

こんな実験もしてみました。スマホカメラ用の取り付けフィッシュアイレンズを「写ルンです」のレンズ前につけて撮影したもの。ピントが合っていませんが、画面全体が丸く写るフィッシュアイ効果は写せました。使い方によってはおもしろい写真が撮れそうです。「写ルンです」は簡易タイプのフィルム付きカメラですが、アイデア次第でデジカメでは撮れなかった写真を撮ることもできますね。改めて「写ルンです」で撮影を楽しんでみると新たな発見ができるかもしれません。

関連リンクサイト
「写ルンです」の気になる中身はどうなってる?

FUJIFILM フジカラーレンズ付フィルム 写ルンです スタンダードタイプ シンプルエース 27枚撮り LF S-ACE NP FL 27SH 1

FUJIFILM レンズ付フイルム フジカラー 写ルンです シンプルエース 39枚撮り LF S-ACE-N FL 39SH 1

家に眠っているフィルムカメラの楽しい使い方

使われずに家に眠ったままになっているフィルムカメラはたくさんあることでしょう。場合によっては父親や祖父が使ったオールドカメラ、たまには使ってみてはいかがでしょうか。フィルムカメラの使い方のレビューを含めて、デジカメにはない楽しみ方をご紹介します!

フィルムカメラの動作を確認しよう

フィルムカメラ

オリンパスPEN EE-2。1968年製のカメラ。古いフィルムカメラも正常動作すれば今でも撮影は可能。まずは動作確認を。

家に残っているフィルムカメラは、古い機種がほとんどのはず。まず使うに動作確認をします。動作確認とは、フィルムの巻き上げをしてシャッターが正常に切れるかなど正常に動くかを確かめることを指します。ここでは最小限に簡単にできる動作確認を紹介します。バッテリーが必要なカメラは、バッテリーを新しく挿入して動作確認を行います。フィルムレバーを巻き上げて、シャッターを押し正常にシャッターが切れるか試してみます。動きが鈍い場合やシャッターが切れない場合は、故障していることが考えられます。

シャッターが切れることが確認できれば、次にレンズ部分の確認です。レンズのガラス面の汚れがあればカメラ用クロスで拭き取り、カビが生えてないかなどを確認します。

そして、レンズの絞り値を動かし、シャッター羽根が絞り値に合わせて変動するかをチェックします。交換式レンズであればボディから外して確認し、一体型の場合は裏ぶたを開けて動作確認をするといいでしょう。

裏ぶたを開けて、内部の汚れなどもないかも確かめておきます。裏ぶたの接点部分には光漏れを防ぐため、モルトと呼ばれるスポンジ状のものがあります。時間が経つとモルト部分が劣化し、粉状になっていることがあり、黒い粉が内部にある場合があるので、カメラ内部の清掃もプロアーなどを使って行います。

フィルムの入れ方をマスターしよう

フィルムカメラ

PEN EE-2へのフィルム装填。このフィルムの入れ方の一連の流れは本文中のリンク先から動画にて見ることも可能。

カメラの動作確認ができたら、フィルムの入れ方を覚えます。昔フィルムカメラを使っていた方でも忘れている場合があるかもしれません。フィルムを入れる手順の基本は次のような流れになります。

1 フィルムを左側の所定の場所に差し込む。

2 ベロの部分を右側の巻き上げ軸に差し込む。

3 フィルムロールの穴に巻き上げ軸のツメが入っていることを確認して巻き上げる。

4 裏ぶたを閉めフィルムを巻き、カメラの左側にあるレバー部分が巻き上げと同時に動いていれば完了。

フィルム一眼レフカメラを使ったフイルムの入れ方を動画にしましたのでご覧ください。

トイカメラで手軽に楽しめるフィルム写真

トイカメラ

トイカメラで手軽に楽しむフィルム写真も楽しい。安価なトイカメラはこれからスタートするのにも最適。

 

フィルムカメラが手元になくてこれからフィルムを使った撮影を始めたいという方には、トイカメラがおすすめです。トイカメラは、その名の通りおもちゃのようなプラスチック製のカメラですが、侮るなかれ。これがなかなか人気があるのです。レンズもプラスチックでできているものが多いため、シャープな写り具合までは期待できませんが、少しピントがぼやけた感じが若い人を中心に支持されています。

フィルムカメラやトイカメラの楽しみ方をまとめたサイト、アナログファン-「フイルム写真の使い方」にも広くフィルムカメラの使い方がありますのでご参考にどうぞ。

次のページでは、フィルムカメラを使って撮影してみます!

話題の「青の洞窟」などイルミネーション撮影のコツ

年末近くになりますとイルミネーションがあちらこちらの街で輝くようになります。LEDライトが主流になったイルミネーションも年々新しいバージョンがお目見えします。渋谷の「青の洞窟」とタイトルが付けられたイルミネーションもそのひとつ。東京で人気のあるイルミネーションを3つ選び、撮影するポイントも合わせてご紹介していきます。

規制がある会場では三脚は使わずカメラは手持ちで撮影

今回紹介するイルミネーション会場は、都内でもとくに人気があり多くの来場客が見込まれる場所。そのため会場での混乱を避ける目的か三脚の使用はできなようです。本来ならイルミネーション撮影では三脚を使って撮るのが基本ですが、状況に合わせてここではカメラを手持ちで撮影していきます。カメラを手持ちで撮影する場合は、手ぶれにならないようにカメラの設定を整えます。カメラ本体、レンズに手ぶれ防止機能がついているものはON設定にします。標準ズームを使うのであれば少なくともシャッター速度は1/60以上の速さは欲しいので、ISO感度を高感度に設定し、レンズの絞りは開放値にするなど明るさに合わせておきます。

ストラップを首にかけ、カメラ本体を引っ張り、ストラップのテンションを張りながら構えるとカメラを持ってのぶれを抑えることができます。

撮りやすい方法を試しながら手ぶれを抑える方法を探してみて下さい。

渋谷「青の洞窟 SHIBUYA」は下からの反射も美しい

東京イルミネーション

公園通りから続くイルミネーションは、代々木公園のケヤキ並木からは「青の洞窟」のタイトルが掲げられる。ここからが見どころ。

2014年に目黒川で開催され、2年ぶりに場所を渋谷へ移して始まった「青の洞窟 SHIBUYA」。渋谷の公園通りから青色LEDライトのイルミネーションが代々木公園ケヤキ並木まで続きます。

東京イルミネーション

ケヤキ並木の会場には、地面にアクリル板のような光を反射させる板を設置。左側は通常の道路、右側には反射板に光が反射しているのが見える。これによりイルミネーションの光が下からも輝く仕組み。

約250メートルの長さがあるケヤキ並木の会場には、地面に光を反射させる板が設置されています。この板があることでイルミネーションの光が地面からも反射して青い光が全体を覆う演出が楽しめます。下からの反射とのコントラストを入れて撮るところがポイントになります。LEDライトの青色が見た目と画像の色で違いが大きいときは、ホワイトバランスを変えて調整します。

東京イルミネーション

地面からの反射も入れたイルミネーションの光を撮影。全体が青色で包まれる「青の洞窟」。

光を反射させる板は、会場の始まりと終点付近に幅広く設置されているので、地面からの反射も合わせて撮影したい場合は、スタート地点か終点付近から撮影するのがお勧めです。フレーム内に反射が入るように構図を作って撮影するのがコツです。▼動画でも「青の洞窟」の様子をご覧ください


■『青の洞窟 SHIBUYA』実施概要
開催期間:2016年11月22日(火)~2017年1月9日(月・祝)
点灯時間:17:00~23:00

大人の雰囲気のシャンパンカラーの丸の内イルミネーション

東京イルミネーション

シャンパンゴールドと名付けられたLEDが輝く丸の内イルミネーション。LEDライトだがどこか温かみのある雰囲気。

丸の内イルミネーションは、毎年シャンパンゴールドと名付けられた約103万球のLEDライトで照らされます。17時半から点灯開始近くになると多くのひとがカメラを持って点灯の瞬間を待ち構えています。

東京イルミネーション

木々の上部にはライトはないので一部分をクローズアップして撮影するとイルミネーションが写しやすい。

丸の内イルミネーションは長い距離にわたってライトが装飾されています。歩いて見て回ると少しずつ雰囲気が変わってくるのに気が付きます。近くにあるお店からの明かりなども入れイルミネーションの雰囲気を作りながら撮影するのが楽しいところです。

■『丸の内イルミネーション』実施概要

開催期間:2016年11月10日(木) ~ 2017年2月19日(日)

点灯時間:17:30~23:00

東京ミッドタウン、スターライトガーデンは宇宙がモチーフ

東京イルミネーション

東京ミッドタウンのスターライトガーデン。2016年は宇宙の始まりがテーマ。静かな音に合わせたショーが始まる。

東京ミッドタウンの約2千平方メートルの広さの芝生広場に作られたスターライトガーデン。2016年のテーマは「宇宙の始まり」。音と光のショーが見どころです。光の演出の展開によって光の色や輝きが変わるので、シャッターチャンスも多くなります。

東京イルミネーション

4本のサーチライトが上空高く伸びていく。撮影するにはサイド側から空を背景にしたほうが撮りやすい。

ショーの間、12分に一度4本のサーチライトが約100メートル上空まで光の柱を輝かせます。この演出は今年の目玉のひとつ。このサーチライトを撮影するには、正面からだと背景にあたるイルミネーションの光と被ってしまうので、左右どちらかのサイド側から空が背景になるようにしたほうが撮りやすそうです。またフレーム内に空の部分が多くなると極端にシャッター速度が遅くなることもあるので、手ぶれに注意して撮影したい場面です。

▼スターライトガーデンの光のショーを動画でご覧ください


■『東京ミッドタウン・スターライトガーデン』実施概要
開催期間:2016年11月15日(火)~12月25日(日)
点灯時間:17:00~23:00

ショートムービー作りでおぼえる動画撮影の教科書

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年賀状に使える写真を選ぼう!

年も暮れになってくると、気になりだすのが年賀状。どんな年賀状にしようかといろいろと考えますね。今まで撮り溜めた写真を年賀状に使ってみようと思ってる方も多いのではないでしょうか。今回は、一枚の写真をそのまま使って、文字を載せて作る年賀状を選ぶときのポイントをまとめてみました。

これから年賀状用に写真を撮る場合にも応用していただけます。

文字を載せるスペースがあるものを選ぼう

写真そのものに賀詞やあいさつ文を載せて作る年賀状をイメージするときに、まず考えるのはどこに文字を載せるとバランスがよくなるかということです。まず候補となる写真を見たときに文字を載せたイメージがしやすいものを選ぶのがいいですね。

これはちょうど、雑誌などの表紙の制作に似ている作業です。表紙に使う前提で撮影するときには事前にタイトルや文章などを載せるスペースを考慮して撮ることが多いので、お手持ちの雑誌なども参考にしてみるのもいいでしょう。

そのままでは、年賀状に使えない画像でも、画像処理ソフトを使って、トリミングしてバランスをいい画像にしてしまうのもひとつの方法。周りの不要な部分は省いてしまい、必要なところを残すときに文字を載せるスペース配分も考えてやってみましょう。

上か下にスペースがあるものが基本

年賀状に制作前
ちょうど下の部分にあるピンクのボールの箇所が文字を載せるのによさそうです。上下にこのようなスペースのある写真は年賀状として使いやすいですね。

一番簡単なセレクトの仕方としては、写真の上下どちらかにスペースがある写真が使いやすいですね。例えば、女の子を撮ったこのような写真。ちょうど下のボールの部分がいいスペースになってます。ここに文字を載せるといい収まり具合になりそうですね。ということで、この部分に賀詞を載せることにしてこの写真を使って作ってみましょう。

そして、出来上がったのが、年賀状がこのような形です。ここでは、「ペイント」を使って、単純に文字載せをしただけです。文字載せは、もっとテクを駆使して素敵なものにしていただければと思います。

年賀状
写真を使った基本の形。子どもらしく、ひらがなで賀詞を加えてみました。○の部分には、それぞれの名前を入れます。



このレクチャーでは、写真の選び方をメインにしてますので、年賀状制作のソフトの使い方などに関しては、その道のプロのガイドさん達の記事をご参考にしてください。

写真の隙間に文字に入れればOK

年賀状

富士山の写真。この写真の空いたスペースに年賀状の言葉を入れていきます。

スペースはいろんなところにあります。決してきれいにオールクリアに空いてないといけないわけでもありません。例えば、このような写真でみてみましょう。富士山を撮った写真ですが、上下に空間があります。この部分も文字を入れるには、いいスペースですね。ちょっと変則ながらもおもしろい構成になりそうな、そんな感じがします。そして、文字を入れて作ったのがこのようなもの。なかなかまとまってると感じませんか?小さい隙間でも文字の組み方などを工夫して入れることで、オリジナルの年賀状に仕上がります。

年賀状

年賀状になりやすい富士山の写真に文字を入れてみた例。シンプルですがこれで十分年賀状として使えます。




多少、写っているものに文字が被っても全体的に写真が損なわなければ大丈夫です。どう見せたら楽しいかなということを考えながら作ると、思いも寄らなかった傑作が生まれるかもしれませんね。いろいろ考え、楽しみながら作ってみるのはいかがでしょう。次のページでは、インパクトのある年賀状、干支になりきった写真などを使ってみます。

iPhone7 Plus ポートレートモードを撮ってみた

iPhone7 Plusは、製品発表以来予約が集中して発売当日になっても入手できないほどの状況でした。その話題のひとつがデュアルレンズと呼ばれる2つのレンズを搭載したカメラ機能。特に一眼レフ機などで撮影したときに作ることができる背景ボケのような効果を作ることができるポートレートモードに注目が集まりました。そのポートレートモード機能がようやく新しいOSのバージョンアップで使えるようになり、早速試してみました。

ポートレートモードでの撮影はレンズからの距離間がポイント

ポートレートモード

iPhone7 Plusのデュアルレンズ。向かって左側のレンズは広角レンズとして通常撮影モードで使われる。焦点距離は約28ミリ(35ミリ判換算)。右側のレンズがポートレートモードで撮影するときに使う。約57ミリのレンズで望遠レンズとして使われる。

iPhone7 Plusのポートレートモードは、カメラ機能のひとつとしてiOS10.1のバージョンアップ時から搭載されるようになりました。デュアルレンズの本体に向かって右側にあるレンズでポートレートモードの写真を撮影します。左側のレンズは通常の写真モードなどで撮影するときに使われます。

ポートレートモード

ポートレートモードの設定画面の「通常の写真を残す」の項目。この項目をONにしておくと背景ボケの効果がある写真と無い写真の2枚を同時に記録する。

設定項目の画面に入るとポートレートモードの設定値は、「通常の写真を残す」という項目があります。この機能をONにすることでポートレートモードで撮れる背景ボケの効果の効いた写真と効果を得ない写真の2枚を当時に記録します。デフォルトではこの項目はONの状態になっています。

ポートレートモード

背景ボケ効果を作る「被写界深度エフェクト」の表記。この黄色の文字が表記されていると背景ボケの効果を得ている写真が撮れているという意味になる。

背景ボケ効果の名称は「被写界深度エフェクト」と呼ばれ、この効果を得て撮影できているときには、画面内に黄色の文字で「被写界深度エフェクト」と表記されます。

ポートレートモード

背景ボケの効果を得て撮影するには、被写体をレンズから約30センチから240センチの間に配置する。この距離を外れると画面に注意の文字が表記される。

「被写界深度エフェクト」の効果を得て撮影するには、被写体をレンズから約30センチから240センチの間の距離でピント合わせをしなければなりません。この距離より近すぎると画面上に上の写真のような「離れてください」と表記され、遠すぎると「240センチ以内に配置してください」という表記が出ます。また背景ボケの効果を作るには、被写体の背後には空間がある場所で撮影します。背景ボケは背後の距離感のある部分のピントがずれることで生じる効果なのでこれは大事なポイントです。被写体の後ろにすぐ壁があるような状態では背景がボケが作れません。

次にポートレートモードで撮影した背景ボケのある作例をご覧ください。

背景ボケ効果は被写体の存在感を際立たせる

iPhone7 Plusの被写界深度エフェクトにて撮影した背景ボケの効果を作った作例です。先に解説したように設定画面の「通常の写真を残す」の項目をONにすることで効果の有無の2枚を記録できます。ここではその2枚を載せてみました。比較しながらご覧ください。

ポートレートモード

手前の花にピントを合わせて背景にボケ味を作った。距離が遠ざかるにつれボケ味が強くなっているのがわかる。

ポートレートモード

被写界深度エフェクトがオフの状態で記録された写真。上の写真と比較するとボケの効果がよくわかる。

ポートレートモード

花の部分を中心にピントが合った写真。背景をぼかすことで被写体の存在感が浮き出た。人物のポートレート撮影でもこのように背景ボケを活かして被写体を浮き上がらせる。

ポートレートモード

背景がはっきり写ってしまうと目に見える情報量も多くなりいわゆる「うるさい写真」になる。背景の有無で被写体の見え方も大きく変わってしまうのがよくわかる。

ポートレートモード

被写体から少し距離感のある背景のボケ具合を試してみた作例。被写体から距離が長くなるとボケの効果もやや薄れる。ポートレートモードを使うときにこの点は注意したい。

ポートレートモード

背景ボケを作ってない写真と比較して距離感のある背景のボケの程度が見て取れる。

ポートレートモード

物体の特定の部分を見せたい場合は、背景ボケ効果を使うより見せたい部分を強調できる。

ポートレートモード

背景にまでピントが合うと写真全体に意識がいき、被写体へのクローズアップ感は薄れる。

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