Surface Book 2試用レポート 8G4コア+GTX1050で最先端プレミアム・モバイルだっ!!


2018年のノートパソコンはUプロ+GTXが流行る予感

2017年12月05日 10時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 マイクロソフトのモバイルPCではトップエンドであるSurfaceBookの新モデル「2」が10月17日に発表となった.最大の変更点は上位CPUが第8世代コア(8G)となり、2コアから4コアになったことと、GPUがGeForce GTX1050とこちらも最新になったことだ.

 さて、SurfaceBookシリーズはどういうPCかというと、基本の本体はタブレット型で、専用キーボードユニットにつけたり外したりして使う、いわゆる2in1型である.がしかし、SurfaceProをはじめとする類似PCと大きく異なるのは、キーボードユニットにバッテリーはもちろんのこと、外部GPUも搭載されているところ.つまり、キーボード一体型では強力かつスタミナも満タンとなり、分離すると純粋タブレットに戻るという設計だ.

タブレットとキーボードが順次強化されて

ついに最強化した「2」なのである

 最初からおさらいしておこう.2015年10月に発表となった元祖のSurfaceBookは、第6世代コア(6G)を搭載し、内蔵GPUのみのモデルと、GeForce 940M相当のGPUを搭載した2種類があった.GeForceはキーボード側に入っているので、タブレット側はどちらも同じである.

 1年後の2016年10月に、米国で「Surface Book with Performance Base」という新製品が発表となった.これはタブレット部は初代とおなじだが、キーボード側の外部GPUをGTX965Mへと大きくパワーアップしたものだ.これに伴って、GTXを内蔵するキーボードユニットは、最薄部が13ミリから15ミリへと分厚くなり、内蔵バッテリー容量も増加し重くなった.

 そして、今回のSurfaceBook2は、タブレットもキーボード側も両方強化された.CPUはコアi5では第7世代コア(7G)の7300Uを、上位モデルのコアi7は8Gコアの8650Uを採用している.

SurfaceBook2のボディはグレーのみで、底面積は1と同じだが、厚みはPerformance Baseと同じで15~23ミリになっている.

 サイズや液晶はそのままで、13.5型ディスプレイは3000×2000ドットという3対2比率の正方形に近いプロフィールである.コントラスト比は前の1700対1から1600対1へとなぜか少し下がっている.

 メモリは8または16GBで1866MHzのLPDDR3を採用、SSDは256、512、1024GBの3種類.日本で発売となっているモデルは、i5では内蔵GPUモデルのみで、i7ではGTX1050との組み合わせのみとなる.

 インターフェースまわりは1カ所変更があり、ミニディスプレイポートがなくなった代わりに、ついにSurfaceシリーズ初のUSBのタイプCコネクタがついた.

上がSurfaceBook2で下が初代.右側に同じくあるのがACアダプターや拡張ボックスを接続する独自コネクター.その左側が、SurfaceBookではミニディスプレイポートだったのが、USBのタイプCへと変わっている.

 こちらの端子はUSB Power Delivery3.0・3.1Gen1に対応しているので、ここからの電源の出入りが可能である.Studio以外のSurfaceシリーズはすべて「SurfaceConnect」という専用ポートを持ち、ACアダプタの端子は磁石内蔵で、ここにカチッっと付く構造である.加えて、今回このタイプC端子が付いたことで、他社製PC用やスマホ用のACアダプターも利用できる可能性が生まれたわけである.

 試しにファーウェイやサムスン、アンカーのACアダプターを接続してみたところ、SurfaceBook2はきちんと認識して充電を開始した.計測器をつないだところ、最低で5V3A(15W)、最高では20V2A(60W)での供給を受け付けた.

 SurfaceBook2に付属するACアダプターは、内蔵GPUモデルでは1706という型番の15V4A(60W)、外部GPUモデルで1798という15V6.33A(95W)である.

 今回のSurfaceBook2の13.5型において、1と異なっているポイントがもうひとつある.タブレット部とキーボード部のコネクションで、1と2では互換性がない.左右にある突起部の幅と厚みが異なるのでおたがいに刺さらなくなっているのだ.ここ試験に出るので注意ね...

奥がSurfaceBookで手前が2のタブレット接続部.2のほうが幅が狭く厚みが増していて、1のタブレット部は差さらないし、逆もダメなのである.

 米国の発表ではもうひとつビックリがあった.それは15型モデルが登場したことである.SurfaceBook2は13.5型と15型の2サイズになったのである.ただし、日本では15型の発売は未定だ.

右側が米国では同時発売となったSurfaceBook2の15型モデルだっ!!

 15型モデルは液晶が大きくなったぶん、ボディも大きくなっていて、343×251×15-23ミリと、13.5型に比べて、横幅は31ミリ、奥行きは19ミリ大きくなり、重量は1.9キロと、こちらもけっこう増えている.

 15型のCPUは8Gのコアi7のみで、なんと外部GPUはGTX1060とワンランク上が搭載され、VRAMも2GBではなく、6GBと奢っていて、「キ~~」となる.これはオイシすぎるのでぜひとも日本で(英語キーボードのままでいいので)発売してほしいのである.

細かい変更点ですが、SurfaceBook2になって、箱の大きさとデザインが変わった.上にあるのが2のパッケージでひとまわり小さくなっている.

ベンチマーク結果は予想以上

ゲーミングノートも15WのCPUになるのか!?

 というわけで、SurfaceBook2の13.5型は、基本的な構造はSurfaceBookと同じなので、やはりイチバン気になるのは8GコアとGTX1050による速度向上ですよね.

 まずはCinebenchでCPUの速度を測ってみると、675が出た.これまで、ASUSやDellのマシンに載っていたのはi7-8550Uだったが、こちらはi7-8650Uと1つ上位である.ベースクロック1.8GHz対1.9GHzという違いは出なかったが、7Gのi7-7500Uが360前後なので、9割近い速度増加を実現しているのだ.

 さて、GTX1050のほうだが、CinebenchのOpenGLで104が出た.これは内蔵グラフィックの2倍の値である.

 3DMarkのFireStrikeでは5266をマークした.7Gの4コアCPUであるi7-7700HQにGTX1050を搭載した他社の15型モデルで5500前後だから、それに近い値である.相手のCPUは7GとはいえTDPが45Wと、Uプロセッサの3倍も電力を食うモバイルの最上位である.その組み合わせの95%の速度が出てしまったのである.

右が元祖SurfaceBookで左がSurfaceBook2.キーボード奥の排気口がPerformanceBaseと同様にふくらんでいて、ぶ厚くなっている.さらにタブレット部の排気穴の形状も変わったことがわかる.

 ちなみに、歴代のSurfaceBookと比べてみると、i7-6600U搭載モデルのCinebenchのCPU値は初代もPBも同じく329なので、SurfaceBook2は2倍の速度になっている.

 FireStrike値は初代の無印940Mモデルでは1887だったが、Performance BaseのGTX965Mでは4454と2.4倍の値が出ていた.

 そして今回のGTX1050は上記のとおり5266だったので、すでにPerformanceBaseを持っているヒトにとってSurfaceBook2の3D性能は2割増しとなるから、そちらが目当てならアセらなくていいだろう.ただ、タプレット状態での速度向上を必要と感じている場合は2倍速い「2」に移行するしかない.

 タブレット部分だけで考えると、第8世代コアを搭載した初のWindowsタブである.そのうえ712gだから、最軽量の8GPCともいえるのだ.

SurfaceBook2のタブレット部を外してビュワートとして使ってみた.やはり3対2比率の液晶は出版物や書類をみるのに最高である.この中に4コアCPUが入っているとは思えない.

 キーボードから外した状態のベンチマークテストの結果は、CinebenchのCPU値はおなじ675で、OpenGLは53、FireStrikeは1042と、i7-8550Uのみを搭載した他社のモバイルノートと同じだった.SurfaceProもはやく8Gになってもらいたいものである.それまではこのSurfaceBook2が最強Windowsタブレットとなるわけだ.

 SSDの速度はいかがかというと、初代の256GBモデルではサムスンのPM951が、1TBモデルではPM961シリーズが採用されていた.今回のSurfaceBook2ではMZFLWというドライブが採用されていて、シリーズは不明だが、PM961より速い結果が出た.特にCristalDiskmarkのシーケンシャルリードのマルチでは2971と、ノートPCの最高レベルである.

内蔵バッテリー総量は微減したが

駆動時間は変わらず

 初代のバッテリー容量はタブレット側18Whでキーボードが50Wh、PerfomanceBaseはタブレットは同じでキーボード側が10Wh増えて60Whとなっていた.そして、SurfaceBook2ではキーボード側が若干減って設計容量は57Whとなっている.

 BBenchはいつものとおり最高輝度、バッテリー節約なしでおこなったが、PerformanceBaseの5時間12分から少し減って、4時間55分という結果となった.このベンチでは外部GPUは起動していないし、CPUも全力回転していないので、ほぼ5時間という同じ結果になったのである.

タブレット部の取り外しは、おなじみキーボード右上の「外しキー」を押せば電磁ロックが外れてとれる.つけるときは合体させるだけだ.

 ちなみに同条件でタブレット部のみを駆動してみたところ、約1時間30分駆動した.

 合体した状態で、比較のため3Dゲームのデモ画面をループで表示させ続けたところ、1時間20分でバッテリーはなくなった.3D性能が高いだけに、このバッテリー容量ではしかたがないだろう.100Wh近いバッテリーを搭載したゲーミングノートもあるが、ここから先は重さとのトレードオフとなる.

 PerformanceBaseに比べて、SurfaceBook2はバッテリー容量が3Wh減ったのだが、重量は合計で5グラムだけ軽くなっている.内蔵するメモリやSSDによって変動するらしいが、ほぼ変わらずと考えていいだろう.

 13.5型で1.6キロ超えというと重いと感じるが、4コアCPU+GeForceGTX1050内蔵のプレミアムノートはDellもASUSも15型で1.8キロを超える.同じ速度のマシンが1.6キロになったと思えば軽いものだはははははは.

キーボード部左側のタイプA端子×2と、SDカードスロットは初代から変わらずである.

4コアUプロセッサー+GTXが流行ると

45Wのコアiはどうなるのか!?

 ASUSのZenBook3やDellのXPS13で8Gコアのベンチマークを計測して、もはや7Gコアを買ってはいけないと言ったが、GeForce GTXとの組み合わせでは、TDPが45WのHQプロセッサ並みの速度が出てくることがわかった.今後、インテルがUより上のモバイル用プロセッサーをどのようなカタチで出してくるのか未定だが、8Gの4コアUプロセッサー+GTXでこれだけの速度が出るとなれば、コア数が増えるに違いない.そして、Uプロセッサーを使った、今より小型軽量薄型のゲーミングノートも期待できるのであ~る.

3世代SurfaceBookの詳細データ(一部は編集部予想)

☆Surface Book

2015年10月6日(米国)
2015年10月26日(日本)

CPU=i5-6300U/i7-6600U
GPU=内蔵/GeForce 940M+1GBVRAM

Battery=18Wh+50Wh
Weigt=726g+790g/853g
(合計1516g/1579g)
Size=312.3×232.1×13.0-22.8mm

☆Surface Book with Performance Base

2016年10月26日(米国)
2017年4月20日(日本)

CPU=i5-6300U/i7-6600U
GPU=GeForce GTX 965M+2GBVRAM

Battery=18Wh+60Wh
Weight=726g+921g
(合計1647g)
Size=312.3×232.1×14.9-22.8mm

☆Surface Book 2

13.5型

2017年10月17日(日米)

CPU=i5-7300U/i7-8650U
GPU=内蔵/GeForce GTX 1050+2GBVRAM

Battery=18Wh+57Wh
Weight=712g+822g/930g
(合計1534g/1642g)
Size=312×232×13-23/15-23mm

15型

2017年10月17日(米国)

CPU=i7-8650U
GPU=GeForce GTX1060+6GBVRAM

Battery=23Wh+62Wh
Weight=1900g
Size=343×251×15-23mm

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新XPS 13 試用レポート = 「挟額縁の始祖」が8Gコアで最高速度を記録した!!


Cinebenchで681をマークっ

2017年11月09日 10時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 DellのXPS13は、同社初のウルトラブックとして2012年に発表となった.当初は角丸のソフトなデザインだったが、2015年のCESで全面リニューアル.世界初の「狭額縁モバイルノート」としてセンセーショナルなデビューを果たし、その後の同サイズPCデザインに多大な影響を与えた.現在の「狭額縁がアタリマエ」の元を作ったノートなのである.

 デビュー後も、毎年、最新のCPUを搭載しつつ、インターフェスなど、微妙にバージョンアップしてきたが、ボディデザインは基本的に同じで、狭額縁のスリムノートの代表機種である.

 そしてこの秋、評判の「第8世代コア(8G)」を搭載した最新モデルが登場したので試用してみよう!!

相変わらずの超狭額縁

超精細3200ドットも選べるのだっ

 みなさんすでにどこかで観たことがあるでしょうが、XPS13はもちろん相変わらずの狭額縁です.13.3型液晶を搭載しながら、本体の横幅は304ミリしかありません.まさに11型サイズに13型液晶がはまった状態です.奥行きはちょうど200ミリで厚みは9~15ミリと、これも約3年変わらぬスタイリングです.

おなじみ、上部と左右のベゼル幅5.2ミリという狭額縁デザインは健在です.

 今買えるモデルのCPUは、第7世代(7G)のi3/i5と8Gのi5-8250U/i7-8550Uで、内蔵メモリは最高16GB、SSDは最高512GBまで選択可能です.ちなみにボディの色は従来の渋いシルバーに加えて、華やかなローズゴールドもあります.

天板は指紋や油が目立たないマット処理でサラサラな手触りです.

底面は横長にゴム足がついているので、机上でスリップしません.中央のXPSマークのフタには、おなじみの各種表記が隠れています↓

 液晶は13.3型のフルHD(1920×1080ドット)ノンタッチと、泣く子も黙る「QHD+(3200×1800ドット)」のタッチディスプレイの2種類から選べます.ご存じのとおり2017年春から「XPS13 2in1」という、液晶が360度回転する、いわば派生モデルが登場しています.なので、オレ的には、本家XPS13のQHD+はノングレアでノンタッチが希望なんですが、パーツの都合もあるのでしょうかね.

 とにかく横3200ドットのQHD+のほうは、13型で100%表示だと文字もアイコンも小さすぎになります(アイコンの実寸が5ミリ角ほど).フツーのオペレーション時の推奨値は250%となっていますが、それはちょっと大きすぎなので、自分は150%を推奨しています.映像や画像を扱う場合は、編集するにしても評価するにしても高精細のほうが便利ですよね.

無料で選べる

英語キーボードも好き

右側のキー配列は、初期モデルより少し広くなりましたが、他社に比べるとEnterはまだ小さいですね.

 日本語配列のキーボードは、相変わらずエンターキーが小さいという弱点があります.そんなヒトはオレを見習って、英語キーボードを選びましょう.日本の直販サイトできちんと英語キーボードが選べる(そのうえ価格差なし)というご好意はぜひとも享受すべてなのです.

オトコは黙ってUSキーボード.追加金額0円ですよ~~

 日本語でも英語でも、キータッチはソフトで無音ながら、ストーロクは1.3ミリあるので、きちんとタイピング感はあります.タッチパッドの表面はマットで滑りはあまりよくないですが、こちらもクリックは気持ちがいいですね.

スリムノートでフルサイズのSDカードスロットがあるのは珍しくなってしまいました.逆にHDMI端子はありません.

 インターフェースは2015年秋モデルからミニディスプレイポートがタイプC端子に変更になって、そのまま継続しています.USB3.0×2にSDカードスロット、ヘッドセットジャックにNobleロックスロットです.タイプC端子はThunderbolt3で、電源入力と充電、PowerShareも可能だそうです.

バッテリーインジケーターも健在(写真右)で、起動しなくても、ボタンを押すと残量が表示される.

試しにタイプC端子に他社製のACアダプターを接続してみたところ、こんな表記が出ました.

こんな表記の場合もあります....

 ノンタッチモデルは重量1.2キロですが、今回試用したQHD+モデルは1.29キロあります.いずれにしろ、日本の超軽量モデルに比べると300グラムは重いですね.次世代ではぜひ軽量化おねがいします.

ぐおおお8Gィィィィ~~

Cinebenchで681をマークっ

 というわけで、ベンチマークテストです.おなじみCPUの速度を計るCinebenchR15ですが、CPU値は最高681が出ました.同じG8搭載のZenBook3Deluxで611が出て感動したのですが、それを超えてきました.7Gの2コアモバイルCPUであるi7-7500Uでは360前後なので、なんと89%増しとなります~~!!!

 グラフィック系ベンチマークでは、CinebenchのOpenGLが50で、これはZenBook3では54だったので、少し下まわった.3DBenchのFireStrikeはXPS13が1082でZenBookが1119とこれは誤差レベルだ...どちらにしても、7Gの7500Uより2割ほど速くなっている.

 ベンチマークテストを回し続けると、キーボードの奥側があったかくなる.底面のスリットから吸気して、液晶のヒンジの部分から排熱するしくみだ.

 SSDについては標準的な値で、今回の試用機は東芝のXG5シリーズ「KXG50ZNV256G」をきちんとドライブしている.

 XPS13のバッテリー積載量は60Whと、スリムノートとしては大量である.おなじみBBenchの最大輝度+省エネOFFでちょうど5時間駆動した.重いと文句をいったが、そのぶん、持続力は高いのである.

 充電は駆動しながらの同条件で、50%まで55分、70%まで1時間22分、90%まで1時間53分と標準的だ.ACアダプターは19.5V2.31Aの45W型だから、バッテリー容量が多いことを考えると速い.

 ちなみに、SurfacePro5やSurfaceLaptopが搭載していたバッテリーアイコンによる速度指定がXPS13でもできることを知った.マイクロソフト製品の専売特許ではないようである.

画面下部のタスクバーにあるバッテリーのマークをクリックすると表示される「電源モード」選択バーがこれ.左のバッテリー駆動時は4段階、右の電源接続時は3段階でモードを選べる.

やはりモバイルノートは

8Gが買いなのである

 Cinebenchの結果がそのまま使用感にはつながらないが、やはりコアが2倍の数搭載しているというのはストレスが減る.同じサイズで同じ重さでコアが増えるなら、当然8Gを買うしか考えられないのである.

 これからモバイルノートはどんどん8G化してくだろうが、XPS13はとりあえず今時点で最速なモバイルノートなので、買って間違いないのである.




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ZenBook 3 Delux 試用レポート 第8世代コアは速かった!!


ASUSの薄型モバイルノートを徹底ベンチマークしてみた

2017年10月19日 18時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 ASUSはIFA2017に向けて、8月31日に新製品を一気に発表した.PCだけでもZenBook Flip 14と同15、同Sに、VivoBook Flip 14と同S14、そしてZenBook 3 Delux と同13の合計7機種にもなる.4K液晶ありGTX搭載モデルあり、そして第8世代コアありだ.

 この中からASUSが日本向けに選りすぐったのが、第8世代コア搭載モデルで、9月21日に発表した「ZenBook 3 Delux」はi7-8550Uを搭載.27日に発表の「ZenBook Flip S」はi5-8250Uを搭載している.デラックスを試用できたのでレポートする.

ぐおおお第8世代ィィィィ~~

薄くて上品でキレイでござる

 日本で発売となる「ZenBook 3 Deluxe」は 「UX3490UAR」というモデルで、i7-8550Uはもちろん4コアで、動作周波数は1.8GHzと低めだが、ターボブーストで最大4.0GHzまで上がる.内蔵GPUはUHDグラフィックス620でVRAMはメインメモリと共有だ.

 メインメモリは2133MHz LPDDR3を16GB、SSDはPCIe3.0x4を1TB内蔵している.海外ではi5やメモリ・SSDが半分のモデルもあるが、今回日本で発売となるのは最上位最大量の1モデルのみで、オレたちバリバリオタクにはありがたい配慮なのだ.

おなじみアルマイト加工の表面はロイヤルブルーで、ゴールドのアクセントが効いている.

 ディスプレイは14型のフルHD(1920×1080ドット)IPS液晶でノンタッチだが、表面はゴリラグラス5を採用している.狭額縁により、ベゼル幅は7.5ミリと狭く、流行りのスクリーン・ボディ・レシオは84%で、14型液晶ながら、フットプリントは13型レベルのコンパクトさだ.専用アプリを使って、ブルーライトの軽減やビビッド、さらに手動での色みの変更もできる.

ディスプレー用のユーティリティでブルーライトの低減や手動での色み変更も可能.

 キーボードはきちんと日本語配列ながら、かな文字は右下に小さくプリントしているので、とて見た目がスッキリしている.バックライトを点灯すると、文字が金色に浮き上がる感じで、とても高級感がある.

バックライトをオンにすると、キートップの文字がゴールドに光ってカッコイイのである.

 スリムノートながら、ストロークは1.2ミリで押した感があり、ピッチも19ミリと余裕がある.特に左手前のCTRLとFnキーが大きくて気に入ったのだ.

日本語配列のキーボードはスペースバーの右側がちょっと狭苦しいが、メインキーはきれいに並んでいる.

 サウンドはおなじみHarmanKardonとの共同開発スピーカーが、キーボードの奥に2つと、底面の手前寄りに2つ搭載されている.スリムノートながら、非常にいい音が鳴る.

底面の手前(写真下側)にスピーカーが2つ並ぶ.左右に吸気口があるだけで、底面はフラットで穴もない.

 インターフェースはType-C端子が3つあるだけで、うち2つはThunderboltで映像出力と本機への充電をサポート、ひとつはUSB3.1でやはり本機への充電をサポート.ASUS謹製のミニドックを本体と同梱しており、Type-AとHDMI、電源供給用のType-Cを搭載している.

搭載するインターフェースは種類の違うType-Cが3つとイヤホン端子、

 本体サイズは329×214ミリで厚みが12.9ミリとかなり薄いが、おなじみのアルミ合金ボディでヤワさはまったく感じない.

 バッテリーは46Wh内蔵で重量は1.1キロ.JEITA2.0基準で10時間駆動する.もちろん、おなじみASUSの「ヘルスチャージング」設定を使えば、バッテリー持続時間と寿命のバランスを自分で決められる.

これも内蔵のユーティリティで、満充電するか、寿命をとって下げるかをユーザーが指定できる.

ぐおおお第8世代ィィィィ~~

第7世代より70%も速かったぁぁ~~!!

 さて、一番知りたい第8世代コアの速度だが、まずおなじみCinebenchR15のCPU値は最高で611が出た.第7世代の2コアのモバイルCPU「i7-7500U」では360前後なので、70%も速くなっていることになる.

 インテルは第8世代コアの発表時に、第7世代比で40%増しであるといっているが、それを超えた.ともにTDPは15Wであるが、7500Uはクロックが2.7~3.5GHzで、今回の8550Uは1.8~4.0GHzである.

底板を開けると、メインキーボードはかなり小さいことがわかる.大部分がバッテリーでうまっているが、スピーカー(写真した左右)はなかなか立派である.☆注意☆一般ユーザーが分解した場合メーカー保証対象外になりますのでご注意ください☆注意☆

 参考までTDPが45Wの第7世代の4コアCPU「i7-7700HQ」の場合は2.8~3.8GHzで、CinebenchのCPU値は平均740前後である.消費電力が3倍で速度向上は20%ということになる.というか15WでHQの80%の速度が出ているというのは立派なのだ.

 ZenBookのCinebenchのOpenGL値は54で、HD620搭載の7500Uの45と比べて約20%増しに留まった.最大動作周波数はHD620の1.05からUHD620の1.15GHzに上がっている(約9%)が、それ以上の速度向上をしてることになる.それを確かめるために3DBenchも実行してみたが、FireStrikeでは7500Uの950前後が、このZenBookでは1120でやはり18%増しである.

SeqQ32で3000を超えるのは、SSDそのものの速度とともにバスもきちんと高速動作している証拠である.

 SSDについては、今回の試用機はサムスンのおなじみPM961シリーズ「MZVLW1T0HMLH」を搭載しており、CrystalDiskMarkのシーケンシャルマルチのリードが3357、ライトが1765と現行ノートの中でも最高速レベルの好成績だった.

基板の右側の黒いシール部分がSSDでM.2スロットが下端に見える.CPUの熱はヒートパイプで運ばれ、ファンで背面に排出されるしくみだ.

 ベンチマークテストを繰り返していると、発熱のためか値が若干落ちていくことがあった.第7世代コアと同じボディに第8世代コアを搭載しているモバイルノートでは同じことが起きる可能性があるし、逆にファームアップで直る可能性もある.

 バッテリー容量は46Whと、スリムモバイルとしては平均的な量で、おなじみBBenchで液晶輝度最大+省エネ設定OFFで4時間と5分も駆動した.4コアになったとはいえ、WEB巡回では7500Uと変わらない消費電力ということである.

 ちなみにACアダプターは最高20V3.25A出力の65W型で、充電時間は放電と同条件で使用しながらで50%まで58分、70%まで1時間44分、90%まで2時間36分かかった.Type-Cのクイックチャージを利用しているせいかもしれないが、50%30分くらいを目指していただけるとありがたい.

モバイルノートも4コアが常識に

この冬は第8世代コアを買うのだっ!!

左が15.6型のZenBook Proで右は12.5型のZenBook 3.両方とも早く第8世代コアを搭載してほしいのである.

 インテルが主張していたとおり、第8世代コアは「ひさしぶりに速度が上がった」CPUである.すでに富士通のUHやデルのXPS13、レノボのideapad、そしてRazerのStealthなど、ウルトラブック系ノートたちは第8世代コア搭載が進んでいる.他メーカーの搭載ノートも、ZenBook 3 Deluxのような速度を出すとしたら、もう第7世代コア搭載したノートを買う理由がなくなる.第8世代Uプロセッサーによって、モバイルノートは4コアの世界に突入し、もう後戻りはできない.そして、外部GPUを搭載したプレミアムノートやゲーミングノートでも利用が広がるに違いない.
 そんな中で、このZenBook 3 Deluxは、スリムで狭額縁ながら、メモリもSSDもたっぷり搭載して、液晶も音も○なので1.1キロという重量が許容できれば、今最高に欲しまるモバイルノートなのであ~~る.

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新Razer Blade Pro 試用レポート 4KIGZOにGTX1080搭載の最薄ノートなのだ!!


2017年モデルはTHX認証で音も映像も◎

2017年10月12日 19時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 Razerは最上位のBladeProと、最軽量モデルのStealthの最新モデルを8月19日に日本でも発表した.3兄弟の長男と三男が新しくなったわけである.17型のProが編集部に届いたので試用してみた.

厚み22.5ミリに

4コア+GTX1080の最高スペックを搭載

 「新」RazerBladeProは、2016年の10月に海外向けとして発表となった.当時はCPUがコアi7-6700HQで、GPUはGeForce GTX1080を搭載し、新しい冷却機構を搭載することにより、22.5ミリの厚さを実現.1080搭載ノートとして世界最薄だった.

 今年の3月にやはり海外向けにマイナーバージョンアップをおこない、2017年モデルとなった.もちろん日本で発売となったのはこのモデルで、CPUは第7世代のコアi7-7820HKで通常2.9GHzからオーバークロックで4.3GHzまでブートアップする.メインメモリはDDR4-2667MHzを32GB積む.

 GPUは変わらずGTX1080にGDDR5XのVRAMを8GB搭載.ストレージは512GBまたは1TBを搭載し、RAID0を構成している.

17型で狭額縁ではないので、設置面積は424×281ミリとなかなか広大である.もちろん天板のロゴは電源投入によりグリーンに光るのだっ!!

キーボードは「メカ」内蔵で超絶のキモチよさ

タッチパッドにローラー搭載

 これまで日本で発売されていたRazer製品はすべて日本語キーボードを搭載していたが、今回のPro(とStealthも)は、英語配列のキーボードのみとなった.オレとしては大歓迎だし、この方針で、最新モデルがより早く日本でも発売になるのならさらに大歓迎なのである.

新Proのキーボードは日本でもUS配列となった.タッチパッドは手前ではなく右側に配置で、今回は液晶は仕込まれていない.

 本体の厚み22.5ミリは、全体がけっこう大きめ(424×281ミリ)なのでより薄く感じる.厚みが17.9ミリのASUSのZephyrusが登場してしまったので世界最薄とはいえなくなってしまったが、ゼフィーは利用時に底板が7ミリ開いて厚みが増すので、Proは依然として世界最薄クラスということはできる.

 これはRazer3兄弟すべてにいえることだが、アルミボディはとにかく頑丈で、まったくタワむ感じがしない.新Proも同様で、とにかく頑丈なのである.

インターフェイスはすべて左右に配置されている.GTX1080搭載でこの薄さはステキですよね~~

 フタを開けるとIGZOの17.3型ディスプレイが登場する.画面サイズは382×215ミリで、やはり15型よりふたまわり広くてキモチいい.IGZOの高彩度に加えて、NVIDIAのG-SYNCにも対応しており、チラつきもない.

 新Proには世界初の「超薄型メカニカルキーボード」が採用されている.もちろんさわると「カチカチ」と機械式の音がして、クリック感もとてもキモチがいい.最近の薄型ノートは、キーのストロークがますます短くなり、打鍵感もどんどん犠牲になっているが、それに逆行するもので、これは画期的出来事で、触感もとても気に入った.

この薄型ボディでメカニカルのカチカチ感を味わえるのは新しい世界なのだ

 ただし、オフィスや会議中に使うにはちょっとウルサイかもしれない.もちろんキーの下にはフルカラーLEDが仕込まれていて、おなじみRazer Chromaで色の指定ができるし、消すこともできるます.

 キーボード右側にタッチパッドがあるが、前世代のモデルとは違って、キーにもパッドにも、液晶は仕込まれていない(ちょっとさみしいですが).

 パッドはBladeとは違ってボタン内蔵型である.「パッドのボタンは別が好き派」のオレとしては、ビミョウなのだが、右側にあるので、このほうがいいかもしれない.

 パッドの奥にはクルクルと回るローラーがあって、これもちょっとクリック感がある上、押すこともできる.デフォルトではボリュームコントロールだが、切り換えることができる.WEBブラウザーのスクロールに使ってみたらとてもキモチがよかった.

タッチパッド奥のローラーはボリュームやスクロールに使える.左右のキーも機能を選択可能だ.

 インターフェイスは本体の左右で、有線LANはKiller E2500、SDXC対応のカードスロットにThunderbolt3のType-C×1、3.0と2.0のType-Aが各1、特殊な3ピンの電源端子が付いている.

Type-CにType-A、SDカードスロットまで装備している.

 音と映像については、この2017年モデルから、世界ではじめての「THX-certified」を取得している.アナログオーディオ端子もTHX認定となっており、迫力のある映像とサウンドを楽しめるしくみだ.

ベンチ結果はもちろんバリバリ

ファンも静かでよく冷える

 さて、おなじみのベンチマークテストだが、CinebenchはCPUが768でOpenGLが114と、i7-7820HK+GTX1080搭載ノートとして当然の値が出た.3DmarkのFirestrikeも14644と、現行のゲーミングノートの最高レベルである.

 ベンチマークを回し続けてみたが、本体の温度は安定していた.Vapor Chamberという新しい冷却機構はとても効率がいいようで、ファンもそれほどうるさくない.

背面の左右奥にファンが設置されており、底面から吸気して、液晶ヒンジ部に排出する方式で、まわりのみなさんに熱気をふきかける心配がない.

 SSDはサムスンのPM951シリーズの256GBモデル(MZVLV256HCHP)を2台内蔵してRAID0を構成している.このSSDを単純に使った場合の約1.5倍~2倍の速度が出ていた.

 バッテリーはおなじみBBenchを液晶最高輝度、節電なしで実行して、2時間40分稼働した.内蔵バッテリーは99Whと心強い.ACアダプターは19Vで13.16Aで250Wの出力ながら、薄型で786グラムと軽くはないが他社の1キロを越す巨大アダプターよりはスマートである.

出力250Wでこのサイズと軽さは、さすがのコダワリなのである.

ちょっと重いが薄くて速いので

モンスターモバイルとし持ち歩きもあり

 重量はスペック上は3.49キロと書いてあるが、今回の試用機は約3.6キロあった.実際、手に持ってもぐっとくる重さだが、前述のようにアルミ筐体は頑丈で、薄いにもかかわらずかばんに入れて持ち歩くのに強度的な不安はない.

 とはいえ、ACアダプターと合計で4.3キロになるから、基本は机上で使うノートで、社内や家庭内、クルマで移動なら持ち歩きもアリというところである.

RazerBlade3兄弟の設置面積を比較.左からPro、Stealth、Blade.やはり3台揃えて使い分けるという贅沢をいつかしてみたいものである.

 もちろん薄さだけでなく、メカニカルキーボードの感触と、THXのサウンド+映像は、ほかのノートでは味わえない魅力だ.

 直販はもちろんRazerStore.comだが、おなじみのツクモ(TSUKUMO eX.)で実機に触れるし、新たにドスパラの秋葉原本店、名古屋・大須店、大阪・なんば店、札幌店、ビックカメラの池袋本店パソコン館、 有楽町店、さらにソフマップのAKIBA2号店 パソコン総合館、 神戸ハーバーランド店にも置かれるそうなので、ぜひ実機で体感して、欲しまっていただきたい.

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PavilionPower15 試用レポート 4コア+GTX+4K液晶と3拍子そろって15万円っ!


突然発生したHPのプレミアムノートPCをテストしてみた

2017年09月08日 12時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 HPが7月13日に新製品を一気に発表しましたが、そこでオレ的にいちばん気になったのが「Pavilion Power 15」だった。

 HPのラインアップ上でいうとPavilionシリーズは、いわゆる「スタンダードノート」なのだが、これに「Power」という名前がついたこの新モデルは「プレミアム」と呼べるスペックを持っています。製品版がとどいたので試用してみました。

4コアCPUにGTX1050に4K液晶で

15万円なんですよお客さん

 PP15には3つのモデルがある。まずCPUだが、全モデルが4コアで、i5-7300HQかi7-7700HQを選べる。メモリは8GBか16GB、液晶はとってもうれしい非光沢(!)で、15.6型のフルHDまたは、こちらもウレシイなんと4K(3840×2160ドット)も選択可能です。

 GPUにはもはや最新プレミアムノートの定番ともいえるGeForce GTX1050にVRAM4GBを搭載。ストレージは1TBのHDDのみか、128GB/256GBのSSDを搭載したデュアルドライブモデルも設定されています。

 ベーシックモデルはi5に8GBメモリにフルHDで1TBHDDのみ、スタンダードモデルはi7に16GBメモリでフルHDに128GBSSDも搭載で、パフォーマンスモデルはスタンダードのSSDが256GBになり、ディスプレイがこれだけ4K解像度(3840×2160ドット)となります。

地味なデザインだが

作りはさすがのHPクオリティ

天板の中央のマークはプレミアムシリーズの「川」ではなく「丸hp」だが、鏡面仕上げになっている。

 実際に触ってみました。キーボードは残念ながら(オレ的にです)テンキー付きですが、キータッチはよく、そのうえ静音なので、会議中も安心してタイピングできます。トラックパッドのクリック音も静かです。

自分は15型ノートにテンキーはいりません派なのだが、PP15はテンキーつきなので、タッチパッドがマシンのセンターではなく左寄りになる。

 PP15は、いま流行りの狭額縁ではないので、本体サイズは横幅378×奥行254と大きめで、厚みも最大27ミリとスリムとはいえません。とはいえ、手にしたときも、持ち歩いても、「厚すぎ」とは感じませんでした。パッと目をひくステキなデザインではないですが、逆に目立たず、オレとしては好きです。重量は約2.3キロと、こちらはちょっとずっしりを感じます。

 液晶のヒンジ部の形状が、最近のHPのプレミアムラインと同じデザインで、ちょっと回り込んだカタチになっていて、液晶を使用位置まで開けると、背後で机に到達して、本体をちょっと持ち上げる構造になっています。これによって、キーボード面が若干傾斜します。

液晶を使用状態にすると天板の後部で本体が立ち上がるしくみだ。

 15型フルサイズなのでインターフェースもフルに搭載していて、流行りのType-C×1にType-A×3、HDMIに有線LAN端子も内蔵。イーサケーブルは、ちょっとフタの部分が開くカタチでコネクターを接続します。SDカードスロットもフル型を標準搭載なのも、我々デジカメオタクにはうれしいですね。

USBはType-AとCを両方搭載。有線LANにHDMIとフルに搭載している。

 排気口は液晶のヒンジ部にあります。液晶を開いた状態では、排気が液晶に沿って上に拡散するという、最近のクラムシェルの流行りの設計です。直背後や左右へ出るものは、まわりのみなさまに不快感を与える可能性がありますから、これがいちばんいいですね。

本体後部からみると、液晶のヒンジ部分の中央に細長く「排気口」がみえる。

ベンチマークしてみたら

SSDが超速でバッテリーも長持ち!!

 今回試用したのは最上位のパフォーマンスモデルでコアi7にもちろんGTX1050に4K液晶を積んでいる。

 まずはおなじみCinebenchではCPUが736、OpenGLが103と、同じ構成のZenBook ProやDellのXPS15とほぼ同じ値である。3DMarkのFireStrikeは5543で、こちらも他社の2機種と同じでGTX1050の性能は十分に出ている。

 試用機が搭載していたSSDはサムスンの「PM961シリーズ(MZVLW256HEHP)」で、これはかなり速いタイプ.案の定CrystalDiskmarkマルチのシーケンシャルライトで3265、リードで1286と最高レベルの速度を叩き出した。128GBはどんなドライブか不明だが、この256GBモデルはオススメである。

 バッテリーは68.5Whの容量で、この重量(約2.3キロ)からすると多いとはいえないが、バッテリーベンチでバックライト100%、省エネOFFでなんと5時間15分も駆動した。先に出てきた同スペックの他社モデルでは5時間以下だったので、これも優秀である。

付属のACアダプターは150Wの大型で、ケーブル込みで約430グラムある。

 充電器は19.5Vの7.7Aで150Wの出力を持つ大型選手で、本体といっしょに持ち歩きたくないタイプだが、おかげで充電時間は、PCを使用しながら(上記放電と同条件)で、50%充電まで35分、70%まで53分、90%まで71分と優秀だった。

写真やビデオのヘビー処理に

もちろん3DゲームもOKのシブいヤツなのだ

 しばらく3Dベンチやゲームを入れて遊びましたが、冷却ファンの設計がいいのか、本体は部分的にあったかくなるものの、キーボード面も底面も熱くなることはありませんでした。もちろんフルパワー状態で連続利用すると、ファンはブンブンと回りますはい。

底面の吸気口はやや背面よりにあるが、目立たないサイズ。足が放射状になっているのがカワイイのだ。

 PavilionPower 15のおどろくべきことは、お値段の設定です。「大盤振舞キャンペーン(9月7日現在)」中とはいえ、コアi5モデルでなんと9万8800円(税抜)からと、とってもお安いのです。スペックはプレミアムなのにお値段はスタンダードとでもいいましょうか、i7に16GBメモリに4K液晶の最上位モデルも14万0800円はかなり引かれますね。

 とはいえ、Pavilionは基本的にスタンダードラインですから、スペックはこのままキープしていただいて(といいながらGTX1060がベターですが)、SPECTREやENVYといった、HPのプレミアムラインから、カッコいいデザインで登場するのも期待しています。当然ですが、軽量化は推し進めていただいて1.8キロですかね、よろしくお願いしますね~~

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