“肉汁じゅわっ!”が高齢者に人気の理由(日経トレンディネット)

ハンバーグやステーキが圧倒的人気!?

 かつて食卓で食べる冷凍食品は、独身の単身者など個食向けが多かった。しかし独身の単身者とシニア世帯は、「少人数なので買った食材が使い切れない」「作っても結局、余らせてしまう」「あまり手間をかけたくない」などの悩みが共通している。その一方で、おいしさやボリュームも欲しいと感じている。

 そのニーズを満たすのが、冷凍食品。生ゴミも出ず、材料を余らせることもなく、手間もかからず短時間で料理が準備でき、余れば冷凍保存も可能な冷凍食品の便利さが、昨今のシニアに向いているのだという。70~80代は冷凍食品になじまない人も多いが、60代のシニアはかつてお弁当のおかずとして冷凍食品の使用経験があり、おいしさや便利さを認識していることも需要を後押ししている。

 さらに、「シニア層は脂っぽい肉よりあっさりした魚を好む」というイメージがあるが、実はそれほど魚を食べる回数は増えておらず、若いころから食べ続けていた肉中心のメニューを、そのまま食べ続けている人が多いそうだ。一度に食べられる量は減っているが、好みはそれほど変わっていない。日本水産でもシニア層に圧倒的な人気があるのは、メインのおかずとして認知されているハンバーグやステーキなど。2017年春に発売された「粗挽きハンバーグ」などが、シニア層にも大人気だという。

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【銀座ロフト】名店が次々入れ替わるコーヒースタンドとは?(日経トレンディネット)

 ロフトの次世代旗艦店として2017年6月に銀座に誕生した銀座ロフト。「モノ」「コト」「ヒト」を3本柱に、さまざまな新しい試みを展開している。

【関連画像】銀座ロフト4階にある期間限定でショップが入れ替わるコーヒースタンド「POPUP SHOP」。9月28日~10月17日は第4弾として世田谷・新代田のコーヒースタンド「RR-coffee tea beer books-」が出店

 その1つが家庭用品やインテリアを取り扱う4階フロアに設けられた、期間限定でショップが入れ替わるコーヒースタンド「POP UP SHOP」。スペースはは5平米超と小さいが、これまで出店したのはサードウェーブコーヒーの人気店・猿田彦珈琲、コーヒー豆をすべて自転車で配達する「BICYCLE COFFEE」、代官山の屋台コーヒーの有名店「MOTOYA EXPRESS」と個性派ぞろい。そして、9月28日~10月17日は第4弾として、世田谷・新代田でライブハウスのオーナーが手がけるコーヒースタンド「RR-coffee tea beer books-」が出店する。

 しかし、なぜ雑貨ショップのロフトが店内にコーヒースタンドを作ったのだろうか。

 「コーヒーをおすすめしているのに、試飲できないなんておかしいと思ったのがきっかけ。コーヒーだけでなく、普段扱っているコーヒーをいれる器具やカップの販売も含めてコーヒーライフを提案したかった。海外のショップや雑貨店では店内でコーヒーを提供することは非常にポピュラーで、飲みながら買い物をする姿は日常的な風景」というのは、ロフト執行役員銀座ロフト館長の藤野秀敏氏。

 テナント形式で1つのお店に出店してもらうこともできたと思うが、「それだと単なる貸しスペースになってしまう」(藤野館長)。出店するショップは藤野館長や売り場担当者、本社のバイヤーなど、社内のあらゆるネットワークを使って探しているという。

 店頭では各店のスタッフが目の前でコーヒーを入れる。「コーヒーをドリップする風景はインスタ映えする。ハンドドリップしているところを撮影したら、自然と店のロゴが後ろに映り込むように売り場も作った」(同)。コーヒーは1杯400円からで、基本的にお店と同じ価格で販売している。

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段ボール箱を開けやすいハサミ「ハコアケ」人気の理由(日経トレンディネット)

 コクヨが2017年8月9日に発売した、カッターのように引いても切れるハサミ「ハコアケ」が、通販サイトで品切れになるなど人気だ。

【関連画像】コクヨの「ハコアケ」は握ったまま切りたいところに刃先を当てて、スーッと引くだけで簡単に開梱できる

 インターネット通販の普及に伴い、消費者が段ボールで商品を受け取る回数が増えている。しかし段ボールを開梱する際、「開けにくい」「手を切りそう」「中身を傷つけそう」といった不満を感じる人が多いことが分かり、発案した。安全性やデザインなど試行錯誤し、2年かけて開発したという。

 ハコアケモードでは、本体のスイッチをスライドしながら握ると出てくる先端部の刃によって、ハサミの刃を閉じたまま段ボールを開梱できる。カッターを扱うときの握り方に近づくよう、刃に人さし指を当てて使用することができるブレードガード付き。刃の飛び出し量は最大1mmなので、中身を傷つける心配もない。一方、ハンドルの握りを緩めれば、自動的に刃が引っ込みハサミモードになる。中身の袋やタグなどをカットする際、軽く持ち替えるだけで作業を続けられるのだ。

 同社によれば、「使用方法を説明する動画の作成やパッケージに使用シーンの写真を採用するなど、使い方を直感的に伝える販促にも工夫を凝らすことで、ユーザーの購買につながっているようだ」とのこと。年間販売目標1億1400万円に対して現在は順調に推移。「ネット通販やフリマアプリなどを利用する方に、利便性や安心に配慮した設計が響いているようです」(同社商品担当の志村武氏)。メーカー希望価格は税込みで756円(チタン・グルーレスタイプは税込み1080円)となっている。全国の文具・雑貨量販店や同社通販サイトにて販売中。 

(文/梶 里佳子)

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洗濯中にカフェで一服。ドイツ発の新型ランドリー(日経トレンディネット)

この記事は「日経トレンディ」2017年9月号(2017年8月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

【関連画像】オリジナルのランドリーグッズは常時40種類以上販売

 コーヒーと軽食を取りながら、ゆったりとくつろげる進化型コインランドリーが7月1日、東京都目黒区にオープンした。ドイツのベルリンにある「フレディ レック・ウォッシュサロン」の海外1号店。同店とランドリーグッズを共同開発してきた藤栄が仕掛ける。

藤栄「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」

●所在地/東京都目黒区中央町1-3-13

●営業時間/コインランドリー24時間、カフェラウンジ・クリーニング・洗濯代行・グッズショップ9時~21時

 コインランドリーではなく、「ウォッシュサロン」と名乗る理由は、足を一歩踏み入れればすぐにわかる。乾燥機9台をはじめ、洗濯機2台、洗濯乾燥機4台、スニーカー用の洗濯機や乾燥機がずらりと並ぶだけではない。シャンデリアを取り入れるなど、およそコインランドリーらしくない洗練された内装で、カフェラウンジも併設。アイロン掛けや襟袖汚れ落とし、洋服の着こなしポイントなどのワークショップも随時開催される。一般的なコインランドリーと、人が集まるサロンの機能を融合させた、いわば「ソーシャルランドリー」という新味のある業態だ。

意識したのは働く女性

 14kgの乾燥機は10分100円、オリジナルブレンドのコーヒーはレギュラーサイズ300円。ワイシャツ1枚190円からのクリーニングや、大バッグ(50L)2200円で洗濯代行サービスも引き受ける。洗濯カゴやハンガー、ブラシなど、おしゃれなランドリーグッズも40種類以上扱い、普段使いしてもらえる店づくりを目指したという。

 意識したのは、働く女性だ。共働き世帯が増加し、家事の時間を極力減らしたいというニーズが高まっている。カフェ併設型のランドリーなら、ゆったり座って一服するうちに、たまった洗濯物をまとめ洗いできる。洗濯代行サービスは、洗濯乾燥後に一枚一枚丁寧に折りたたんで返却してくれるので、家事がつらくなってきた一人暮らしの高齢者でも重宝しそうだ。

 洗濯とカフェ、ワークショップなど多彩な顔を持つソーシャルランドリー。住民の憩いの場となれるように試行錯誤を繰り返し、店舗の定着、拡大を目指す考えだ。

(文/日経トレンディ編集部)

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“盛る”ことは世界に広がるのか?(日経トレンディネット)

この連載は、女心のわからないモリシロウ(某電気機器メーカーエンジニア)が、若い女の子たちから絶大な支持を受けるプリントシール機の企画に携わる稲垣涼子(フリューGIRLS’TREND 研究所所長)と、シンデレラテクノロジーを研究する久保友香(東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員)の元を訪ね、女の子たちの「盛る」という行動を糸口に、デジタル時代の女の子たちの価値尺度を学んでいく連載です。

【関連画像】『PURIBOOTH』仕上がりイメージ

詳しいプロフィールはこちら。

●はじまりは日本の女の子

モリ: “盛る”のは、日本の女の子だけですか?

久保: 一般の女の子たちが写真の上で“盛る”ことは、日本から始まったと言えます。

モリ: 日本が最初なのですか。

久保: 画像処理で顔を加工するプリントシール機が登場し、女の子たちがこぞって使うようになったのが1998年頃。そこから始まっています。当時はまだ、“盛る”という言葉はありませんでしたが。

モリ: 他の国ではまだ、“盛る”ことはなかったのですね。

久保: もちろん雑誌や広告ポスターなどに登場する有名人の顔をレタッチすることはありましたが、一般の女の子たちがこぞってそれをするような国は、他になかったはずです。

モリ: なるほど。

久保: 日本ではプリの文化が根付いていたので、2002年にインカメラのついた携帯電話が誕生したときも、すぐにそこに“盛る”機能が入りました。この頃もまだ、他の国で“盛る”ことは行われていませんでした。カメラ付携帯電話で自撮りをすること自体、日本の女の子たちしかやっていませんでした。

モリ: 「セルフィー」という言葉で自撮りが世界に広がるのは、その後のことですかね。

久保: スマートフォンやSNSが普及してからですね。世界にセルフィーが広がり、“盛る”ことも広がりつつあります。

稲垣: 中でもアジアではすでに根付き始めています。欧米など、他の国ではまさにこれからというところだと思います。

久保: 今回は、“盛る”ことに関する海外の状況について、お話しいたします。

「セレブ向けイオン」を大解剖 普通のイオンと何が違う?(日経トレンディネット)

 かつてダイエーの旗艦店として知られ、2016年5月に閉店したダイエー碑文谷店(東京都目黒区)が2017年3月30日、都市型GMS(総合スーパー)の新しい形を提案する「イオンスタイル碑文谷」として全館オープンした(関連記事「中目黒にニトリ、ダイエー碑文谷店はイオンに」)。

【関連画像】ワイン売り場に隣接するイートイン「碑文谷バル」は、ショップインショップと思えない本格的な雰囲気で、フードメニューも充実

 実は同店は2016年12月、1・2階の食品(生鮮・デリカ/加工品・リカー)フロア、3階のレディスファッションと美容のフロア、4階の暮らしと健康のフロアが先行オープン。今回は残りの5階「メンズとカルチャー」、6階「ママと子ども」、7階「日常のコトと集いの場」がオープンとなった。「ターゲットは20~40代のワーキングマザーやファミリー層」(イオンスタイル碑文谷の町野弘幸店長)だという。

 先行オープンしたフロアでは、特に1、2階の食品エリアが好評だという。ワーキングマザーやファミリー層のニーズをより意識したという5~7階にはいったいどのような店が並ぶのか。オープン直前の内覧会に足を運んだ。

5階は男の館!? アウトドア、オーダーファッション、ヘッドホンがワンフロアに

 5階はメンズファッションと書籍を軸に、アウトドア用品やデジタル関連をワンフロアに集積した。また近年、飲食と書店が融合した店舗が都市部で人気を集めていることから、直営カフェ「MIRAIYA Bookmark Lounge Cafe」を融合したブック&カフェタイプの「未来屋書店」をオープンした。

 面白いのは、「住宅街である同エリアには自宅の庭でキャンプを楽しむ家庭も多い」(町野店長)ことから、アウトドア関連商品も充実させていること。新たに「スノーピーク」「コールマン」の常設コーナーを展開。テントなどはもちろん、調理器具など小物にも力を入れたという。

 5階のもうひとつの目玉は、メンズファッションのスタイルオーダーコーナー。「スタイルオーダースーツ」や、100種類以上の生地・15種類の襟型などからデザインを選べるオーダーシャツの「ベラカミーチャ」、イニシャルや生地を選べる「オーダーネクタイ」のコーナーをそろえている。そのほか、ボーズのヘッドホンを販売するコーナーも同じフロアにあり、ファミリー層向け店舗中心になりがちなGMSには珍しい、男性客のニーズにポイントを絞ったフロアといえそうだ。

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「THE」シリーズの電解アルカリ洗浄水がヒット中(日経トレンディネット)

 スプレー式の電解アルカリ洗浄水「The Magic Water(Multi Cleaner)」が売れている。2016年12月に発売。価格は950円と同様の洗浄水に比べると高いが、年末までで販売数が2000本を超え、急きょ増産体制に入ったという。

 薬品を使用せずに水を電気分解したpH12.5の高濃度アルカリイオン洗浄水(水道水の水質基準はpH5.8~8.6、クエン酸は約pH2.0)で、汚れが気になる場所に表面がぬれる程度にスプレーし、その後、水で洗い流すかやわらかい布やティッシュなどでふき取って汚れを落とす。赤ちゃんがつい口に含んでしまう玩具や、犬・猫などのペット用品、キッチンの油汚れや食べこぼしが付着したカーペットなどに使える。水でできているので2度ぶきの必要がない。また除菌にも使える。

 発売元は企画・製造・卸販売・小売り会社、THE(東京都渋谷区)。good design company社長でクリエイティブディレクターの水野学氏を中心に5年前に設立され、現在は中川政七商店の中川政七社長、PRODUCT DESIGN CENTERの鈴木啓太代表、THEの米津雄介社長がさまざまなメーカーや企業とともに「これこそは」と呼べる定番製品を企画、開発。The Magic Waterは、good design companyの会議用テーブル掃除の定番だったケミコート(千葉県浦安市)の商品がもとになっており、同社の塩素を使わない特許技術「三槽式ループ製法」を用いて製造。金属にも使えるという。

 「小さな子どもがいるので、玩具などの除菌にも使えていい」「階段の手すりやドアノブなどの除菌に使っている」などの感想が寄せられており、購入者はリピート購入する傾向があるという。また「あいさつ回りのためにまとめ買いしたが、送り先の会社に喜ばれた」という声も。インテリアにもなじみやすいパッケージのシンプルさも好評の理由だ。

 現在の取り扱い店舗数は日本全国で約100店舗。中川政七商店オンラインショップでも販売している。

(文/山田 真弓)

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女優・のんも試乗! 「BESV」ってどんな自転車?(日経トレンディネット)

欧州的な価値観で作られた電動アシスト自転車

 2017年3月7日、東京・代官山T-SITEで、ある自転車の発表会が行われた。

 その名は「BESV(ベスビー)」。台湾のIT系企業ダーフォン・イノベーション社が設計、開発を行う電動アシスト自転車である。近年、ドイツやオランダを中心とするEU諸国では「e-BIKE」と呼ばれる電動アシスト自転車の市場が大きく拡大しており、自転車メーカー以外の企業も続々と参入している。BESVもそのひとつだが、IT企業の強みを生かした緻密なモーター制御技術や、斬新なフレームに高性能小型バッテリーを組み合わせたスタイリッシュなデザインが欧州でも高い評価を得ている。

【関連画像】ブランドアンバサダー・のんさん。スペシャルサイトで公開されているブランドブックのメーキングムービーや「PSA1」のプロモーションムービーにも登場する

 もともとスポーツサイクルが定着している欧州では、日本で主流となっている実用的なモデルだけではなく、MTBやクロスバイクのような高性能、高価格の電動アシスト自転車が数多く販売されている。BESVは言ってみればそういった欧州的な価値観で作られた電動アシスト自転車だ。この春から発売される2台のモデル、「PSA1(ピーエスエーワン)」と、「CF1 LENA(シーエフワン・リーナ)」(4月中旬発売予定)は同ブランドのエントリーモデルという扱いだが、価格は日本の子供乗せ電動アシスト自転車のトップモデルよりも高価である。

●日本法人を立ち上げてBESVの販売を強化

 発表会では、これまでモトベロ社(東京都渋谷区)が担ってきたBESVの販売を、この2モデルの発売に合わせ2017年4月に日本法人「BESV JAPAN」(ベスビージャパン)を設立して、強化するとアナウンスがあった。またNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』や現在公開中の映画『この世界の片隅に』で抜群の存在感を発揮した女優・のんさんをBESVブランドのアンバサダーに抜擢するなど、日本市場への強い意気込みが見て取れる。

 「美しく、スマートでスタイリッシュ、そしてフレンドリーなのんさんはBESVのイメージにぴったりだった。BESVのバイクはアルミやカーボンといった素材を積極的に用い、優れたパフォーマンスとデザイン、オリジナリティーを実現しているのがアドバンテージです。今後もミドルからハイエンドモデルに特化した商品で日本の電動アシスト自転車全体のマーケットを拡大したい」(アンディー・スー会長)

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罪深きうまさ? カップヌードル「ぶっこみ飯」を実食した(日経トレンディネット)

 「炭水化物を控えなければ」と思っても、ラーメンを食べたあとのスープにご飯を入れる“ラーメンスープご飯”の誘惑にあらがえない人は多いだろう。そんなラーメンスープご飯を、日清食品がインスタントで再現した。それが2017年3月27日に発売された「カップヌードル ぶっこみ飯」(以下、ぶっこみ飯)だ。

【関連画像】チキンラーメン ぶっこみ飯はライスに麺が混ざっている。具の鶏ささみのリアルな食感とボリューム感に驚いた

 キャッチフレーズは、「罪深き、うまさ」。「湯を注ぐだけの簡単調理で、スープと具材、ライスが一体となったおいしさが味わえる。炭水化物×炭水化物で背徳感を抱きがちなラーメンスープご飯を手軽に味わってほしい」(同商品を担当した日清食品マーケティング部第7グループの金子大介ブランドマネージャー)という。4月17日には「チキンラーメン ぶっこみ飯」も発売予定だ。

 しかし、「カップヌードルを食べたあとのスープに残りご飯を入れればできるものを、わざわざお金を出して買う必要があるだろうか」という素朴な疑問が浮かぶ。はたして、通常のラーメンスープご飯と大手メーカーが真面目に作り込んだぶっこみ飯はどう違うのか。発売直前に試食した印象をいち早くレポートする。

最初は軽いが、食感がどんどん変化!?

 試食をしたのは、日清食品オフィスの会議室。「社内以外の人はまだ誰も食べたことがない」という担当者の言葉に、緊張感と期待が高まる。

 いよいよ試食だ。湯を入れて、待つこと5分。フタを開けると、スープの中に米粒がうっすらと見える。スプーンで全体をかき混ぜて口に運んだ瞬間、最初に「あれ?」と感じたのは、米粒の食感。日清食品のカップライスに使われているのは、炊き上げた米を高温高速の熱風で膨化させて乾燥させた独自製法の“パフライス”。湯戻しした直後は特有のさっくりした軽さが際立つため、ラーメンスープご飯というより浮き身の多いスープのような感じもする。同じパフライスを使っている「カレーメシ」を食べたときはカレールーのとろみで米の食感の違いに気付かなかったが(関連記事「かつおぶしや紅茶をドリップしたカレーメシ専門店!?」)、それとは明らかに印象が異なる。

 面白いのは、時間がたつとパフライスがスープを吸って膨らみ、どんどん食感が変化すること。「ふんわりした軽い食感の前半派」「もっちりした食感の後半派」「その中間派」と、食感の好みが分かれそうだ。これだけ軽い食感なら、それほど罪悪感もなく食べられそう、と思ったのもつかの間、「ぶっこみ飯1食でおにぎり3個分のボリューム感がある」(金子ブランドマネージャー)とのことなので、全部食べるとかなり腹持ちが良さそう。しかし、カップヌードルが353kcalなのに対して346kcalと、本家よりカロリーは少ないのだ。

 スープの味については、「かなり近い」という印象。「カップヌードルやチキンラーメンは麺自体にも味が付いており、フライ麺なので油分も含まれている。そのため、麺をご飯に変えただけでは同じ味にならない。本来の味を再現するために、さまざまな味を調整する必要があった」(金子大介ブランドマネージャー)という。

 チキンラーメン ぶっこみ飯も食べてみたが、「チキンラーメンにライスをぶっこんだ味、そのまま!」と驚いた。こちらはライスと麺がミックスされているのがポイント。短くカットした麺の食感がアクセントになり、普通のご飯との食感の違いがあまり感じられない。なじんだ麺の食感も同時に味わえるのも、「そのまま」の味を感じさせる要因なのかもしれない。具はカップ麺タイプよりかなり多めで、特にささみ肉のボリューム感に驚いた。こちらもチキンラーメンどんぶりが370kcalなのに対して315kcalと、本家よりカロリーが少ない。

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「消せるボールペン」に新顔登場、あのフリクション超える“秘策”とは?(日経トレンディネット)

 三菱鉛筆が2017年1月27日、ノック式の消せるボールペン「ユニボール アールイー」を発売した。

【関連画像】このように、尻軸のラバーでこするとインクの色が透明になる

 ノック式の消せるボールペンといえば、2010年に発売されたパイロットの「フリクションボールノック」が知られている。パイロットは、2007年に先駆けてキャップ式のフリクションボールを発売しているが、ノック式の発売で大きく売り上げを伸ばした。日本の場合、ボールペンはノック式のほうが圧倒的に人気なのだ。

 一方、三菱鉛筆では、2010年に消せるボールペンに参入したものの、それはキャップ式だった。つまり、今回発売になったユニボール アールイー(以下、アールイー)は、ついに登場した“フリクションボールのライバル”といっていい。

 書いた文字を消す場合、ノックボタンのキャップを外してその中にあるラバーでこするという動作はシャープペンシルなどと同じなので、多くの人が慣れている。そこでノック式ボールペンのアールイーでは、その動作を再現するために尻軸にラバーとノックボタンの両方を配置。そのうえで、書くときはラバーをノックできるのに消すときはラバーが引っ込まない構造を開発したのがポイントだ。

 フリクションボールの場合、消す機能を担うラバーを尻軸に配置するために、同じ場所にノックボタンを付けるのは難しいと判断して、ノックボタンの代わりにクリップを押せるようにしている。それ自体は問題ないのだが、ペンの操作として特殊であることは確か。これに対して、三菱鉛筆は普通に使えるノック式ボールペンの操作を大事にしたわけだ。

 また、消せるインクも新たに開発。インク色はオフブラック、ローズレッド、コバルトブルー、バイオレット、グリーン、サンオレンジ、チェリーピンク、スカイブルーと8色をそろえた。ゲルインクボールペンの新製品ならば、このくらいのインク色がそろうのは当たり前、ということなのだろう。また、ビジネスユースだけではない広い範囲で使ってもらいたいという考えもあるようだ。

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