日本未発売でも注目のスポーツ電動自転車5選!(日経トレンディネット)

 毎年、南ドイツのフリードリヒスハーフェンで開催される世界最大級の自転車ショー「ユーロバイク(EUROBIKE)」。1000社以上が出展し、4万人以上が来場するこのショーは、近年欧州の電動アシスト自転車(以下、E-bike)人気を受け、出展社の多くがE-bikeやその周辺アイテムを展示。日本では「電動アシスト自転車=買い物用自転車」というイメージが強いが、欧州ではデザイン性に優れたシティーバイクやロードバイク、MTBなどのスポーツタイプのE-bikeが注目されている。

【関連画像】BB(ボトムブラケット)上に配されたユニット上部にチャージャーを差し込んでバッテリーを充電。2時間で約80%の急速充電が可能

 欧州で販売されるスポーツタイプのE-bikeは、アシスト力の規制の違いなどから、現状、日本では販売できないものが多い。しかし、日本メーカーからもロードバイクやMTBタイプのE-bikeがリリースされ始め、電動アシストユニットを販売する「ボッシュ」が日本規格のアイテムを発表するなど、今後は日本においてもスポーツタイプE-bikeの人気が高まることが予想される(関連記事「今年は『スポーツ電動自転車』が買い? 人気が拡大」)。

 そこで今後導入されることへの期待を込めて、ユーロバイク会場で発見した日本でもよく知られたメジャーブランドがリリースするスポーツタイプのE-bike5選を紹介しよう。

※今回紹介するアイテムはすべて日本未発売(2017年10月現在)

E-MTBでも22.3kgと軽量! ロッキーマウンテン「Altitude Powerplay Carbon 90」

 ユーロバイクでは毎年、優れたアイテムや企業に「ユーロバイクアワード」という賞が贈られ、その中で特に優れたものに「ゴールド賞」が与えられる。2017年のゴールド賞を獲得したのが、カナダの自転車ブランド「ロッキーマウンテン」のE-MTB「Altitude Powerplay Carbon90」と、ドイツに拠点を置く自転車ブランド「フォーカス」のE-ロードバイク「Project Y」だ。両ブランドとも、日本では高性能MTBやロードバイクをリリースするブランドとして知られている。

 一見すると普通のMTBのようなロッキーマウンテンのAltitude Powerplay Carbon 90は、電動アシストのパワーユニットをボトムブラケット(BB:ペダルを回す真ん中の軸部分で自転車全体のほぼ中央に位置する)上部に搭載し、チェーンを介して直接リアホイールに駆動力を与える構造を持つ。バッテリーをダウンチューブ(ハンドル部分~ペダル部分をつなぐフレーム部位)内に内蔵することで、従来の電動アシスト自転車のイメージを覆すスタイリッシュなシルエットになった。

 前後サスペンションを装備し、フレームにはカーボン素材を使用しており、E-MTBとしては抜群に軽い22.3kgという重量も魅力だ。高性能MTBを多くリリースする同ブランドだけに、電動アシストをオフにした状態でも走行性能を高められるフレームジオメトリー(設計)を追求している。

 アシストレベルは「エコ」「トレイル」「強」の3モード。本格的な山道は坂の斜度に合わせたモードを選んで楽にクリアし、平地や下りではアシストをOFFにして爽快なオフロード走行を楽しめる。

●重量12kgの電動アシスト自転車! フォーカス「Project Y」

 フォーカスのE-ロードバイク「Project Y」はコンセプトモデルだ。電動ユニット・バッテリーはダウンチューブ~BBに内蔵され、電動アシスト自転車だということを感じさせないシャープなシルエットが特徴的。フレームはカーボン素材を使用し、ブレーキには最先端のロード用ディスクブレーキシステムが採用されている。時速25kmまでアシスト機能が働き、アシストが切れる時速25km以上でも重量12kgという軽量性を活かして高い走行性能を維持するという。

 必要最低限のアイテムでロングライドを楽しむのもよし、中型サイズのバッグを装備して自転車旅を楽しむのもよし。少し太めのタイヤに履き替えて、軽いグラベル(オフロード)ライドも楽しむのもよしと、汎用性に優れた一台となっている。

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写真のキャプション位置を変更いたしました。 [2017/10/10 10:00]

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アイスコーヒーの革新進む 驚きの泡、フルーツ漬けも(日経トレンディネット)

 豆の選定から抽出まで、一定の基準を満たすコーヒーを「スペシャルティコーヒー」と定義し、おいしいコーヒーを提供することを目的として設立された日本スペシャルティコーヒー協会(略してSCAJ)。SCAJが主催するコーヒーの見本市「SCAJ WORLD SPECIALITY COFFEE CONFERENCE AND EXHIBITION」が2017年9月20~22日、東京ビッグサイトで開催された。

【関連画像】試飲用のアイスブリュードコーヒー。きめ細かい泡がポイント。ミルクも砂糖もなしで、軟らかい口当たりと甘さが感じられる

 今年のテーマは、「The Age of Innovation(革新の時)」。会場では新しいコーヒーの楽しみ方やスタイルを強調する展示が多かった。なかでも、アイスコーヒーの新たなムーブメントが目に付いた。

●今、アイスコーヒーが熱い!

 会場に入ってまず目を引いたのは、アイスコーヒーの新しい飲み方の提案だ。例えば、UCCの「アイスブリュードコーヒー」。専用のサーバーを使って、あらかじめ冷やしたコーヒーに窒素ガスでクリーミーな泡を追加。フルーティーなコーヒーには少なめの泡を、コクのあるタイプのコーヒーには多めの泡をといったように、風味に合わせて泡の量をコントロールしてグラスで提供するというもの。豆もシングルオリジンのものを使い、すでに都内では導入している店舗もあるらしい。

 実際に飲んでみたが、これがうまいのだ。あらかじめ冷やしてあるから氷がいらず、水っぽくならないだけでもコーヒー本来の味が楽しめるし、泡が口当たりを軟らかくするせいか、コーヒーの風味もふわりと心地よく味わえる。パーティーなどで、ビールやワインと並んで提供されるようになるとうれしい。

軟らかな泡でアイスコーヒーの味わいが変わる

 キーコーヒーの「コールド・クレマ・コーヒー」も、アイスコーヒーを窒素ガスで泡立てて提供するスタイル。面白いのは、100V電源で動くサーバーを開発していること。W170×D550×H515mmのコンパクトなサーバーはタンクも不要で、どこにでも設置できる。これなら、小さな店でも気軽に導入することができそうだ。

 2018年春発売予定の水出し専用コーヒーバッグを使ったものを試飲したが、水出しコーヒーならではの苦味の少ないスッキリした味わいに軟らかな泡がプラスされて甘味が際立っておいしかった。やはり、氷なしのアイスコーヒーはうまい。このアイスコーヒーの新しいスタイルは、米国などでは流行の兆しを見せているそうだし、日本でもはやることを期待する。

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おしゃれボルボXC40登場 なんとコンビニフック付き(日経トレンディネット)

2018年春ごろに日本でも発売されるというボルボの新型コンパクトSUV「XC40」。イタリアはミラノでの発表に立ち会った小沢コージが驚いたのは……。

【関連画像】「XC40」には左右ドアパネル下のエグレはスプーンで削ったような深さがあり、エレガント一辺倒の「XC90」「XC60」とは違うという

●【コンセプト】スウェーデンで作ってミラノで発表!

 目からウロコ、ついにこういう時代が来たか! ですよ。それは北欧流の新おしゃれコンパクトSUV、ボルボ「XC40」。いわゆるアウディ「Q2」、メルセデス・ベンツ「GLA」、BMW「X1」などドイツ系プレミアムSUVへの対抗馬で、なにより大きいのはボルボが中国ジーリーホールディングスの強力バックアップを受け、原点に返ってイチから作り直していること。

 トップのホーカン・サミュエルソンCEOが「このクルマで小型プレミアムSUV市場に参入するだけでなく、業界全体にとっての新しいセグメントを創り出したい」と言っているように、作りは非常に意欲的。

 このクルマに合わせて新世代プラットフォームの「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)」をイチから開発しており、しかもこれが2016年、2017年と出ているアニキ分の「XC90」「XC60」用とはまったく別物。

 コンパクトカーのために新しく開発されたもので、最初からプラグインハイブリッド化やEV化を考えていることや、軽量高剛性を考えて高張力鋼板などを多用していることも実にイマ風。

最大のポイントはそのおしゃれ感

 だがそれ以上に小沢が驚いたのは、そのプンプンに漂うおしゃれムード。今回はわざわざドイツ・フランクフルトショーの翌週に、ファッションウイーク中のイタリアはミラノに専用のショールームまで用意してお披露目。ビルには「スウェーデンで作り、ミラノで発表」との垂れ幕が下ろされ、隣には有名なオーガニックマンション「垂直の森」まで。

 ファッショナブルなおしゃれSUVとして打ち出しているのは明白で、事実現物がまあ面白い。最近、コノ手のコンパクトSUVはアウディQ2、トヨタ「C-HR」とデザインに凝ってるものが多いけど、XC40も負けず劣らずです。

 それも以前、担当デザイナーが「われわれは退屈でみんな似ているドイツ勢とは違います。アニキ分のXC90やXC60が革靴としたら、XC40はプレミアムスニーカー」と打ち出したように明らかにテイストを変えてきてるんです。

 というわけで小沢コージがディテールチェックを!

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カップヌードルに「お椀で食べる」新商品 狙いは何?(日経トレンディネット)

 即席食品を使わなくても、ふつうに調理できるスキルも時間もあるはずのシニアがなぜ即席食品を買い求めるのか。そのニーズに対してメーカーは、どのように対応しているのか。「『シニア向け』即席食品の謎」企画の第1回。

【関連画像】お椀でカップヌードルを晩御飯で利用した例。主菜と小さいおかずくらいでも満足感があり、いつもよりしたくがラクだった

 調理が不要で簡便に食べられる即席食品は、かつては独身の単身者など若年層が食べるもの、というイメージが強かった。だが近年、なぜかシニア層に人気が拡大。2013年度から2016年度にかけて140%の売り上げ増を記録しているアマノフーズのフリーズドライ味噌汁は、通販の平均年齢が62~63歳だという(関連記事「湯をかけるとカツが出現!? 話題の“フリーズドライのカツ丼”を食べてみた!」)。

 そんななか、日清食品は2017年9月、小世帯のシニアをターゲットに、「チキンラーメン」と「カップヌードル」ブランドから“お椀で食べる”をコンセプトにした袋麺「お椀で食べるシリーズ」を発売。「お椀で食べるチキンラーメン」の麺重量は30g(レギュラーサイズは85g)、「お椀で食べるカップヌードル」は28g(レギュラーサイズは65g)。マグカップ用の「チキンラーメン Mini」は20gなので、その中間サイズといえる。「昨日のおかずが残っているが、それだけでは少し量が足りないのでもう一品欲しい」「ごはんでは重いが、なにかおなかにたまるものが少し欲しい」「なにかしら汁物がないと満足できない」といったシチュエーションにちょうどいい商品だという。

「総菜を小鉢に移し替える」というシニアの声がヒントに

 1958年に世界初の即席麺として誕生したチキンラーメンは、来年で60周年を迎える。「子供のころから即席麺に親しんできた世代が今、シニアになっている。これまで若者やファミリー層を中心としてきた即席麺の消費環境がシニア層中心の消費にシフトし始めている」(日清食品マーケティング部第3グループの田淵義章ブランドマネージャー)。

 今のシニア層は、“和食好き”“薄味好み”といった昔ながらのステレオタイプなシニア層のイメージと大きく変わっている。「豊かな食生活に対する欲求が強く、食が細くなってたくさんは食べられないぶん、少しずつ多くの種類の料理を食べたいと思うようになっている。「『お椀で食べるシリーズ』は小容量の麺と具材がセットで入っているので、少しだけ食べたいときや、食事にもう一品加えたいときにぴったりで、さまざまな食シーンで便利にご利用いただけると考えている」(田淵ブランドマネージャー)。

 少量が便利なのは分かるが、同社ではミニサイズの袋麺は、ロングセラーの「チキンラーメン Mini(20g)」や「日清マグヌードル(20g)」シリーズがすでにある(他社には袋麺のミニサイズはほぼない)。またミニサイズのカップ麺「チキンラーメン どんぶりミニ」(麺重量36g)、「カップヌードル ミニ」(麺重量30g)は、ちょうどいい量を求めるシニアにも売れていて好調だという。なのになぜそのほかに、“お椀で食べる少量の袋麺”が必要なのか。

 実は同社がシニアの声をヒアリングするなかで、多かったのが「少量パックの総菜を食卓に出すとき、小鉢や小皿に移し替える」という主婦の声だったという。「カップ麺をそのまま食卓に出したときの奥さまの罪悪感、ご主人の失望感をお椀で食べることで払拭できると考えた」(同)そうだ。お椀で食べるチキンラーメンの30gは家庭で使用する標準的なお椀のサイズに合わせて設定したという。

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東京モーターショーで何が出る? 見どころと歩き方を紹介(日経トレンディネット)

 2年に1度、日本で開催される国際モーターショー「東京モーターショー2017」(一般公開日:10月27日~11月5日)の開催まで1カ月を切った。第45回となる今回も、ここ最近の数回と同様に海外メーカーの出展が減少していることが話題に上っており、乗用車ブランドの国別で見ると日本、ドイツ、フランス、スウェーデンのみになっている。

【関連画像】「Honda Sports EV Concept(ホンダ・スポーツ・イーブイ・コンセプト)」は世界初公開。人工知能を搭載した次世代のEVスポーツカーを提案

 「世界初公開車」や「日本初公開車」は少ないかもしれないが、しかし見るべきものはたくさんある。そこで「世界を、ここから動かそう。 BEYOND THE MOTOR」をテーマに開催される今回のショーの歩き方を紹介する。

●会場はアクセスの良い東京ビッグサイト、混雑回避なら平日に

 東京モーターショーは、世界5大モーターショーの一つに挙げられる世界規模の自動車の祭典だ。会場は1989年から2009年までは幕張メッセだったが、2011年からは東京ビッグサイトになり、規模は小さくなったがアクセスは良くなった。

 開催期間は10月27日金曜日から11月5日日曜日までの約2週間。一般公開日の初日となる10月27日は専用チケット購入者限定の「プレビューデー」で、チケットは3500円。通常当日入場券1800円(前売りだと1600円)に比べて割高だが、販売数が2万枚に限定されているので、一般公開日より早く、しかもゆっくり見られる。以前と比べ、規模が縮小されたといっても東京ビッグサイト全体が会場となるため、くまなく見るとなると1日は必要になるだろう。

 当然週末は混雑するため平日に行くのがお勧めだ。特に平日の16時以降はアフター4入場券が利用でき、当日券でも半額の900円で楽しめる。ただし20時までしかいられないので(日曜は18時で終了)、じっくり見るなら通常券のほうがいいだろう。

●トミカブースやグランツーリスモブースはファミリーに人気

 参加社数は乗用車だけで国内9ブランド、海外が15ブランドで、さらに商用車6ブランド(国内外含む)、二輪車7ブランド(国内外含む)、自動車関連部品メーカーなどが加わる。中心となるスペースの広い東展示棟では、多くの国内外の自動車メーカーが出展。西展示棟ではトヨタ、シトロエン、ボルボ、ハーレーダビッドソンといった完成車メーカーに加え、部品・機械器具メーカーなどが集まる。また西展示棟で見逃せないのがトミカブースやPS4ソフトのグランツーリスモブースなどだ。子ども連れファミリーやゲーム、ミニカーファンを中心に毎回多くの人出があるが、特にトミカブースでは限定トミカが販売され、人気になっている。

●お台場も会場に! 自動ブレーキや自動駐車サポートなどを体験

 会場の一部は、お台場付近にも設けられる。特設会場として、センタープロムナード、お台場特設会場、MEGA WEBが使用され、最新乗用車・二輪車の試乗及び同乗体験などが行われる。ここでは自動ブレーキや自動駐車サポートなど先進の安全運転支援機能の体験やプロドライバーの助手席に同乗するエキサイティングな走行体験、オフロード同乗体験、商用車の公道同乗試乗体験などもあり、乗り物の楽しさや最新機能を体験できるようになっている。屋外会場だが、参加には東京モーターショーの入場券が必要。試乗予約は公式アプリと会場設置専用端末による当日事前予約となる。

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台湾から「スマートスクーター」が日本上陸 6秒でバッテリー交換できる(日経トレンディネット)

 電動スクーター関連事業を世界展開する台湾Gororo(ゴロロ)と住友商事が、戦略的パートナーシップの締結を発表した。日本でも今年度中に試験サービスを開始する。

【関連画像】Gororoのスマートスクーターは、2基のバッテリーで連続100km以上の走行が可能だ。バッテリー製造はパナソニックと提携している

 まずは沖縄県石垣島で、電動スクーターのシェアリングサービス「GoShare」をスタート。来年度以降、電動スクーター自体の販売などシェアリング以外の展開も含め、他の都市にも広げる予定だ。

 Gororoは、2015年にバッテリー交換式スクーター(スマートスクーター)と交換式バッテリー用充電ステーション(GoStation)を台湾全土で販売開始。スマートスクーターの累計販売台数は3万4000台以上、GoStationの設置数は421カ所以上に達する。

 Gororoのスマートスクーターは、満充電状態で連続100km以上の走行が可能だ。ユーザーはバッテリーが減ってきたらGoStationに立ち寄り、スマートバイクの座席下に格納されたバッテリーを交換する。使用中のバッテリーと、GoStationにある満充電状態のバッテリーの交換は6秒ほどを目安に完了する簡易さがウリの1つだ。

 台北ではGoStationが平均1キロ間隔で存在し、バッテリー切れの心配なく利用できるという。GoStationは、コンビニの店頭や大学構内など、利用者が多くアクセスしやすい場所に重点的に配置されている。

ソーラーパネルで給電するGoStationもある。

 台湾以外では、ベルリンやパリでシェアリングサービスを展開済み。台湾同様に2輪バイクの利用が活発なインドネシアやインドなどではスマートバイクを販売するモデルで展開するなど、国や地域の実情に合わせたサービス形態を展開していくという。

 Gogoroのホレイス・ルークCEOは、「Gogoroはバイクメーカーでもバッテリーメーカーでもない。GoStationを核としたプラットフォーム事業者だ」と強調する。他社の参加にもオープンで、「バイクメーカーはもちろん、バッテリー駆動の乗り物なら何にでも対応できる柔軟さが強み」(ルークCEO)という。

 2輪バイク需要が低迷する日本で、どういった展開を見せていくのか。まずは石垣島での始動を待ちたい。

(文・写真/安藤蓮彦)

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インスタ女子に大人気の“料理しない料理教室”に潜入(日経トレンディネット)

 最近は、料理の手順を数十秒から1分程度の動画で紹介する動画レシピサイトが人気(関連記事:レシピ動画成長の理由 プロが制作、視聴は1分)。そのなかでも、料理教室に力を入れているのが、料理動画サービス「mogoo(もぐー)」を運営するスタートアウツだ。同社は2017年8月30日、東京・南青山で「mogoo 盛りつけワークショップ」を開催した。キユーピーが運営する、料理の盛り付けに特化したレシピサイト「MORI MALL(モリモール)」の協力で、もぐーが考案したアレンジレシピを実践するワークショップイベントだ。

【関連画像】モリモールで紹介されている盛り付けの一例。コンビニやスーパーで売られているソバも、盛り付け次第でさらに食欲をそそる見栄えに

 このイベントは、単に料理を教わるだけではなく、SNSへの写真投稿を意識した「撮影テクニック紹介」の時間があるのがユニークなところだ。同社では2016年7月からイベントを実施しているが、撮影テクニックを盛り込むのは今回が初めて。そんな今どきのワークショップイベントに料理勉強中の筆者が潜入。参加者の感想と、スタートアウツの狙いを聞いた。

●一眼レフカメラ持参の参加者も

 ワークショップイベントに参加したのは、20~30代女性のもぐーユーザー、昼の部・夜の部合わせて30名。もぐーのインスタグラムで参加者を募ったところ、1日に100件を超える応募があったという。

 今回はイベントの最後に撮影テクニック紹介の時間が設けられているため、参加者は普段から一眼レフカメラで撮った写真をインスタグラムに投稿している人や、食べ物の撮影向けカメラアプリ「Foodie(フーディー)」で撮影している人など、“写真熱高め”の参加者がほとんど。中には、「仕事で忙しい日が続く中、もぐー(の料理動画)を見て癒やされていた」という人もいた。SNSに画像や動画をアップすることはもちろん、フォトジェニックな料理を見ることも楽しみやリフレッシュにつながるようだ。

盛り付けのキーワードは「3」

 最初に管理栄養士の元雄桜子さんが、モリモールに掲載されている「盛り付け・盛り合わせは“3”がキーワード」と説明。「盛り付けるだけで料理と呼ぶの?」と思う方も多いはずだが、

1. 彩りは3色以上

2. 縦方向に三角形を作るように盛る

3. お皿の余白は3割以上に

というテクニックを使ってアレンジした料理を見ると意見が変わるはずだ。スライドで市販品のソバの「Before」と「After」を見た途端、参加者から「全然違う!」と驚く声が聞こえた。忙しいなかでもお皿や薬味など少しの工夫をすることで、食事の満足感はだいぶ異なる。

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バルミューダ寺尾社長「会議は5分で出ちゃうんです」(日経トレンディネット)

 本連載は、「この人の『勘』や『感』の見方を知りたい!」と思った方にお会いし、仕事に「勘」や「感」は必要なのか。そして、どのように磨けばいいのかについて、成功談も失敗談も含めて聞いていくものです。それも、難しい書き言葉ではなく、わかりやすい話し言葉で。読者の皆さんにとって、未来に向けたヒントになれば幸いです。

 今回はバルミューダの社長を務める寺尾玄さんに登場いただきました。同社は“21世紀の扇風機”をうたってヒットした「GreenFan」をはじめ、「BALMUDA The Toaster」「BALMUDA The Gohan」と、ユニークな商品を次々と生み出してきた企業。寺尾さんとは何度かお会いしていて、ぶっ飛んだ発想とほとばしる情熱の持ち主だと感じてきました。そのエネルギーはどこから湧いてくるのか、「勘」と「感」をどう働かせているか、あれこれ聞いてみました。

●社内会議は「試合」

川島: 最初からズバリ、「勘」や「感」って、寺尾さんそのものと思っているんですが。

寺尾: その通りで、私は「勘」と「感」と「ラッキー」でできているようなものです(笑)。

川島: そういう人は、何もしなくてもアイデアが湧いてくるのかなと思ったりします。

寺尾: いや、意識的にやらないとダメです。私がやっているのは、緊張とリラックスを繰り返すことです。

川島: 緊張とリラックスを繰り返すって、具体的にどうするんですか?

寺尾: たとえば、社内会議では「言葉は短く、声は大きく、結論から言うこと。しかも全員、キラーパスを出さなければならない」と決めているのです。つまりは試合! もちろん私も、超気合を入れ、全身、緊張感の塊みたいになって臨むんです。リーダー自らが試合態勢で臨まないといけないと考えているので。

川島: 聞いているだけで背筋が伸びそうで、ちょっと怖いなぁ(笑)。

寺尾: 人間って私も含めて「“楽”したい」という気持ちがどこかにあるじゃないですか。だからたいていは“楽な会議”になってしまう。でもそれ、実は“楽”じゃなくて、つまらなくて長くなってしまうだけなのです。

川島: たしかに報告会みたいな会議が延々続くのって、めちゃくちゃ疲れます。

寺尾: だから、うちの会議は「試合」です。ビンビンに緊張した状態でスタートして、でも5分くらいたつと、私はあえて席を立つんです。タバコを吸いに行ったり、社内を少しブラブラしたりして、自分自身をリラックスさせる。そういうときに、答えがぽんと出てきたりするのです。それで会議に戻り、再び緊張モードになって、参加メンバーと話すようにしています。

川島: 会議を出たり入ったりする社長ってあまり聞いたことないです(笑)。参加メンバーにとっては、社長がいることによる“緊張モード”、突然いなくなる“リラックスモード”が繰り返されるわけですね。そして、寺尾さんは“リラックスモード”のときにアイデアが湧いてくる。なるほどと思います。

新幹線の新予約サービス「スマートEX」は何がトク?(日経トレンディネット)

 2017年9月30日、JR東海が東海道・山陽新幹線で新たなインターネット予約サービス「スマートEX」をスタートさせた。同路線では2001年から「エクスプレス予約」というネット予約サービスがあり、出張の多いビジネスパーソンを中心に利用されている。新たに立ち上がったスマートEXは誰向けのサービスなのだろうか。

【関連画像】スマートEXの会員登録画面。クレジットカードはVisa、Mastercard、JCB、AMEX、ダイナースクラブに対応。交通系ICカードは全国相互利用が可能な10種類が使える

 スマートEXの最大の特徴は、年会費が不要という点だ。手持ちのクレジットカード番号と、Suica、TOICAなどの交通系ICカードの番号を登録するだけで利用できる。料金はクレジットカードで決済され、自動改札機にICカードをかざすだけの手軽さが売りだ。

 従来のエクスプレス予約は、JR東海の「JR東海エクスプレス・カード」かJR西日本の「J-WESTカード」、あるいはJR東日本の「ビューカード」のいずれかに入会する必要があり、年会費が1080円(税込み、以下同)かかっていた(ビューカードはモバイルSuicaに入会し、かつ「ビュー・エクスプレス特約」への申し込みが必要)。2012年には主要なクレジットカード会社発行のカードで利用できる「プラスEX」も始まったが、やはり540円の年会費が必要だった(9月2日から「エクスプレス予約(プラスEX会員)」となり、年会費が1080円に改定)。このため、指定席に占めるエクスプレス予約・プラスEXの利用率は3割程度にとどまっているという。

 読者の中には、すでに年会費がかからないネット予約で東海道・山陽新幹線に乗っている、という人もいるかもしれない。首都圏では「えきねっと」、関西圏以西では「e5489」が利用できるからだ。ただ、前者はJR東日本、後者はJR西日本が展開するサービスで、JR東海が運営する東海道新幹線の各駅では切符の受け取りができない。そのため、「えきねっとで往復を予約していたのに、関西で帰りの分を受け取れずに青ざめた」という話を記者もよく聞いた。スマートEXはJR東海が運営しているし、そもそもチケットレスなので、そういった“悲劇”は起きない。

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2018年版手帳の新トレンドは「卓上カレンダー型」だった(日経トレンディネット)

 手帳選びはなかなか難しい。自分の欲しい機能があっても見た目が好みではなかったり、反対にデザインとサイズは気に入っても機能が足りなかったりで決められないという人も多いだろう。前回はスマホにはない機能が充実した手帳を紹介した(「2018年注目の手帳5選 スマホでできない機能充実」)。今回は、手帳カバーに個性を持たせたもの、カレンダーだが手帳としても使えるものを紹介する。

【関連画像】ほぼ日「THE BEATLES IN MY LIFE」(標準セット、税込み1万260円)

 まず一つ目のトピックは、「ほぼ日手帳」がビジネスでも使いやすいうえに個性を持たせた手帳カバーをいくつか出していること。そもそもさまざまなアイデアが盛り込まれた手帳カバーは「ほぼ日手帳」が切り拓いたものだ。

●ビートルズの曲名がポイントになった手帳

 気に入ったフォーマットを毎年使い続けていくのが理想の手帳ライフだが、それだけでは面白くない。「今年の手帳はどうしよう」と考えるのは、面倒だけど楽しいものだ。毎年、「今年はどんなカバーにしよう」と選べるほぼ日手帳は、そのジレンマを見事に解決している。これに糸井重里氏は手帳を作り始めて数年で気づいて、手帳作りの中核に据えている。そのほぼ日手帳2018年版の筆者のイチオシは、2018年版のテーマのひとつでもある「THE BEATLES」の中の「IN MY LIFE」だ。

 今回のデザインの中で最も目を引いたのが、このTHE BEATLES IN MY LIFEに装備された5本のしおりだ。ほぼ日手帳の標準的なカバーの基本部分はそのままにして、しおりを5本付け、そのしおりを含めたカバーのあちこちにビートルズの曲名を箔押ししたデザインは、手帳とビートルズをうまくつないでいる。

 しおりには「SOMETHING」「ALL YOU NEED IS LOVE」「DAY TRIPPER」「BIRTHDAY」「YESTERDAY」の5曲が書かれている。カバーを開くと、「THE WORD」そして「IN MY LIFE」などの文字が見える。チケットや名刺が差し込めるポケットに「TICKET TO RIDE」なんて書いてあったり。ただ名曲の名前を入れただけではなく、手帳に関連付けて選ばれているのが面白いのだ。

 黒の合皮のカバーにモノトーンでリンゴが印刷されているさりげなさも魅力的。このユニセックスな見た目がビートルズの音楽が持つ多様性を表しているような気さえする。ここでは、カバーと標準の本体をセットにしたタイプを紹介したが、ほかに、カバーのみ(税込み8100円)、AVEC(1~6月、7~12月の分冊版)とのセット(税込み1万476円)、Planner(英語版)とのセット(税込み1万800円)も用意されている。

ほぼ日「THE BEATLES IN MY LIFE」(標準セット)

・税込み1万260円

・色は黒のみ

・月間ブロック+1日1ページのバーチカル、2018年1月始まり

・A6サイズ、合皮カバー

・11.3(バタフライストッパーを除く)×16.5×2.4cm/約279g、糸かがりとじ製本

・デザインは吉田ユニ。ビートルズの曲名が箔押しで入ったしおりが5本付いている