日本でも発売 「Galaxy Note8」は何がすごい? ペン入力に磨き(日経トレンディネット)

 2016年秋に大きな問題となった前機種「Galaxy Note7」のバッテリー発火事故から復活を遂げ、世界的に順調な販売を見せるサムスン電子の新型スマートフォン「Galaxy Note8」。KDDI(au)が10月26日から発売することをいち早く発表し、ほかのキャリアからの発売も期待されるGalaxy Note8だが、サムスン側はどのような点に注力して開発を進めたのだろうか。サムスン電子の韓国本社で実施された商品企画担当者へのグループインタビューから、その内容に迫ってみよう。

【関連画像】サムスンのお膝元、韓国では既に販売が開始されている「Galaxy Note8」。インフィニティディスプレーを採用した6.3インチの大画面が特徴だ

●ディスプレーサイズが6.3インチに落ち着いた理由

 サムスン電子が米国時間の8月23日に発表した「Galaxy Note8」。サムスンが昨年発売したものの、相次ぐ発火事故によって販売中止に追い込まれた「Galaxy Note7」の後継モデルである。Galaxy Note8は、同シリーズのファンの期待を一手に集め、早くも世界的に人気を博しているようだ。

 日本での投入が発表されたGalaxy Note8だが、なぜサムスンはGalaxy Noteシリーズの新機種を再び投入するに至ったのだろうか。そして今回のGalaxy Note8では、どのような点に力を入れて製品開発を進めたのだろうか。韓国・水原にあるサムスン電子の本社にて実施された、商品企画を担当するグローバル商品企画グループ Senior Professionalのソ・ジン氏へのグループインタビューから迫ってみよう。

 ソ・ジン氏によると、商品企画にあたっては従来のGalaxy Noteシリーズの顧客特性を改めてチェックし、どのような機能を求めているのかを調べていったとのこと。その結果、やはり大画面を求める声が多かったことから、Galaxy Note8でも大画面ディスプレーの実現に力を入れたという。主力モデル「Galaxy S8」「Galaxy S8+」で採用した、ベゼル部分を極限までそぎ落とした18.5:9の縦長画面比率の有機ELディスプレー「インフィニティディスプレー」を用いることで、6.3インチの大画面ながらも幅を74.8mmに抑え、片手で持ちやすいサイズ感を実現している。

 そしてもう1つ、ソ・ジン氏はGalaxy Noteユーザーの特徴として、大画面を生かしてマルチウインドウを活用しているユーザーが多いことを挙げる。そうしたことからGalaxy Note 8では、よく使う2つのアプリをマルチウインドウで起動しやすくする「App Pair」機能を新たに搭載。車を運転する時にカーナビアプリと音楽アプリを同時に起動するなど、マルチウインドウをより手軽に利用できるようにしたとしている。

 だが、大画面とはいえ、日本でも発売しているGalaxy S8+のディスプレーサイズは6.2インチと、Galaxy Note8と大きくは変わらない。Galaxy Noteシリーズ最大の特徴となるペン操作があることから、「Galaxy Noteシリーズの顧客はプロダクティビティとクリエイティビティに重点を置いている」(ソ・ジン氏)という点で違いはあるものの、画面サイズをもっと大きくしてGalaxy S8+と明確に差異化する考えはなかったのだろうか?

 ソ・ジン氏はこの点について「スマートフォンとしての特性を諦めることができなかった」と話している。Galaxy Noteシリーズは大画面が特徴の1つとはいえ、あくまでもタブレットではなくスマートフォンという位置付けだ。スマートフォンとして片手でも持ちやすいサイズ感を実現するためにも、これ以上画面サイズを大きくするのは難しく、6.3インチが上限ギリギリのサイズと判断したようだ。

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ジョブズのプレゼンを真似るより大事なことがある(日経トレンディネット)

 これまで、この連載では僕がかつて働いていたソニーやアップルの話を中心に、最近の製品やそのプレゼンの仕方に対して感じている疑問を話してきました。

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 今回は改めて、メーカーが今、どんなモノづくり、どんなマーケティングをするべきなのか、僕の考えをまとめておきたいと思います。製品の企画や発表に関する話が中心になりますが、経営幹部に限らず、若手や中堅の会社員の方にも参考にしてもらえる部分がきっとあるはずです。

●最先端技術はどんな価値を生むかが大切

 2004年、「iMac G5」が日本に投入されるとき、僕がフィル(現・米アップルマーケティング担当上級副社長のフィリップ・シラー氏)に「今度のウリは何?」と聞いたら、「G5(CPU「PowerPC G5」)を搭載していることだよ!」という答えが返ってきました。そういうことじゃないんだけどな……と思ったのを覚えています。

 ソニーにしてもアップルにしても、自社の技術や製品には自信と誇りを持っています。最先端の技術を搭載した自信作なら、そのことを宣伝したくなる気持ちはよく分かります。でも、実際に感動を生む、人にその感動を伝えるというときには、そこをぐっと抑えて客観視することが肝要。自慢の最先端技術が具体的にどんな価値を生み出しているのか、使い手の目線でものを言うことが大切です。

 技術自慢と併せて、最近よく見かけるのが関係者自慢。発表会に社内外の関係者が入れ代わり立ち代わり登壇する、あのやり方です。あれもユーザー視点、客観性が欠けているように感じます。こんなに素晴らしい力を結集して作った製品だ、と言いたいのだと思いますが、それはメーカーの自己満足であって、ユーザーの感動や満足に直接つながるものではありません。

格安SIMが使える「38gの携帯電話」が意外に便利だった(日経トレンディネット)

 ビジネスマンのなかには、自分用と会社用という2台のスマホを毎日持ち歩いている人は多い。しかし、ほぼ同じ機能を備えたスマホを2台持つメリットは少なく、「重くてかさばる」と嘆いている人は少なくないだろう。

【関連画像】フューチャーモデルの携帯電話「NichePhone-S」。カラーはブラック/ホワイトの2色から選べる。10月発売予定で、価格は1万780円(税込)

 そういった人にオススメしたいのが、SIMフリーで利用できる超小型携帯電話「NichePhone-S」(フューチャーモデル、税込み1万780円)だ。

 このNichePhone-S、そのサイズ感やSIMフリーという特徴以外に、テザリング機能を備えているのが大きな特徴。スマホを2台持ちしていて「片方はシンプルで小型なモデルがいい」という人や、「日常的にタブレット端末を持っているので、もう一台は通話とテザリングだけできればいい」という人などにおすすめの製品といえる。実際、クラウドファンディングサイト「Makuake」では1800万円を超える支援を集めたほどで、多くのニーズがあるのは確実だ。

 見た目や機能はシンプルながらもその注目度は高い製品といえるわけだが、実際の使い勝手はどんなものなのか。隅々までチェックしてみた。

●メールやウェブ閲覧はできないが……

 格安スマホでもひと通りの機能を備えている昨今だが、NichePhone-Sは機能を限定したSIMフリー携帯電話となる。基本となる「通話」と「SMS(ショートメッセージ)」は利用できるものの、インターネット関連のサービスは非対応。一般的なメールの使用やWebの閲覧などはほぼ利用できない。

 そのなかで、唯一使えるのが最大の機能でもあるテザリング。こういった特徴を踏まえると、NichePhone-Sは携帯電話というよりも「モバイルルーターに通話機能を付けた製品」といったほうがイメージは近いかもしれない。

 サイズはとても小さく、非常に持ち運びやすいのが大きな特徴だ。クレジットカードとほぼ同じで、厚さも6.5mmと非常に薄い。重さも38gと軽いので、胸ポケットなどにも気軽に入れられる。

 画面はモノクロの0.96型有機EL画面を搭載。しかし、画面タッチでの操作には対応しないため、デザイン的に番号ボタンといくつかの機能ボタンを備えるなど、昔の携帯電話に近い構成となっている。

 デジタルガジェットっぽい尖った感じはなく、全体的に丸みを帯びたカジュアルなデザイン。「現代風の携帯電話」といえる雰囲気だ。そのサイズ感と相まって、何も知らなければ「電卓?」と思ってしまう人もいるだろう。

 そのほか、OSにはAndroid 4.2を採用している点も興味深い。現状こそ機能を絞っているが、場合によってはOSのバージョンアップなどで機能が追加できそうな点は、今後の可能性を感じる。有機ELといいAndroid OSといい、気づきにくい部分で現代的な技術が使われている。

スマートスピーカー続々 課題は既存サービスとの連携(日経トレンディネット)

 グーグルの「Google Home」、LINEの「Clova WAVE」など、日本でもスマートスピーカーの販売が本格的に始まった(関連記事:スマートスピーカー、Google Home発売 6000円から、LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」が離陸)。年内にはアマゾンも「Amazon Echo」を発売予定。アップルの「HomePod」の国内発売は未定だが、欧米の一部の国では12月に発売する。

【関連画像】Windows 10のボイスアシスタント「Cortana」を搭載するharman/kardonの「Invoke」

 スマートスピーカーの特徴はいずれも自然な会話調でスピーカーに話しかけるだけで操作できることだ。グーグルであれば、もうおなじみの“Ok, Google”、アマゾンは“Alexa”というコマンド(「Wake Word」と呼ばれる)で声をかければ、スタンバイ状態のスピーカーが起動。「Spotifyでマイケル・ジャクソンを再生して」とか、「部屋の電気を点けて」とかいう具合に話しかけると、スマートスピーカーを経由してスマート家電やIoT機器をコントロールできる。

 スマートスピーカーは、グーグルやアマゾンなど自社で音声アシスタントを開発する国だけでなく、サードパーティーからも発売される。音響メーカーや家電メーカーなどが、各社の音声アシスタントを搭載した製品を開発しているのだ。実際、2017年9月にドイツの首都・ベルリンで開催された世界最大級のエレクトロニクスショー「IFA 2017」では、多数のスマートスピーカーが出展されていた。日本で発表・発売されている製品は少ないためピンとこないかもしれないが、ズラリと並ぶスマートスピーカーを見ると、この分野の勢いが感じられた。今回は、世界ではどんなメーカーがどんなスピーカーを開発しているのか、それらでどんなことができるのかを紹介してみたい。

●国内メーカーはソニーにパナソニック、オンキヨーが参戦

 日本のメーカーからはソニーとパナソニック、オンキヨーがIFAに参戦していた。各社ともにオーディオ・ビジュアルのブランドとして長年培ってきた高音質化技術が他社のスピーカーとひと味違うことをアピールしていた。ソニーの「LF-S50G」、パナソニックの「SC-GA10」はGoogle Assistantを採用。オンキヨーはGoogle Assistantの「G3」とアマゾンのAlexaの「P3」の両輪展開だ。IFAには出展していなかったものの、東芝映像ソリューションも先日Alexa対応の「TH-GW10」を発表している(関連記事:東芝、多機能スマートスピーカーを来年にも国内投入)。

 海外のメーカーでは、JBLがGoogle Assistantを搭載するスマートスピーカー「LINK」シリーズの3モデルを発表済み。「LINK 300」は据え置きタイプ、充電式バッテリーで駆動する防水仕様の「LINK 20」と「LINK 10」はアウトドアでも使い倒せるユニークなポータブルスマートスピーカーだ。有名ブランドのパソコンやタブレットとのコラボも多く手がけるharman/kardonは、Windows 10の音声アシスタント「Cortana」を搭載する「Invoke」を発表。年末に北米での商品化を予定している。

 変わり種はレノボのAndroidタブレット「tab4」とつないで使うDockスピーカータイプの「tab4 Home Assistant Pack」だろう。音声アシスタントはアマゾンのAlexaで、声で検索した結果がタブレットの画面に表示されるのでより視覚的な操作ができる。ちなみにタブレット本体にはGoogle Assitantも乗っている。

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アマゾン お風呂でマンガが読める防水対応Kindle発売(日経トレンディネット)

 アマゾンジャパンは2017年10月11日、電子書籍リーダー「Kindle Oasis」の新モデルを発売した。電子ペーパーを使った電子書籍リーダーの最上位モデルで、画面サイズを7型に拡大し、IPX8等級の防水機能を備えるのが特徴。全5モデルで10月末より出荷する。価格は8GBストレージ搭載のWi-Fiモデル(キャンペーン情報つき)で3万3980円から。アマゾンの有料会員制サービス「Amazonプライム」の会員は、4000円割引きで購入できる。

【関連画像】6型の従来モデル(左)と比べて、新Kindle Oasis(右)はひと回り大きくなった

 ボディーはアルミ製で、片側に重心が寄ったデザインにより、片手で持ちやすくなっている。重さは194g。従来モデルはバッテリーが本体と付属カバーの両方に入っていたが、新Kindle Oasisは本体内蔵のみになり、ワイヤレス接続なしで1日30分使用した場合に数週間利用できるとしている。

 本体前面には物理ボタンを搭載し、ページめくり操作ができる。ディスプレーはフロントライトのLEDが従来モデルの10個から12個に増え、より明るくムラなく照らせるようになった。特徴である防水機能はIPX8等級に対応し、水没させなければ風呂場やプールで読書できるとしている。このほか「Kindle Paperwhiteマンガモデル」をベースにユーザーインターフェースが改良された。シリーズもののマンガをひとまとめに表示する機能などを備え、読みたい本を探しやすくなっている。

 5モデルの違いはストレージの容量、3G通信機能の有無、キャンペーン情報(広告)表示の有無。最安モデルは8GBストレージ搭載のWi-Fiモデル(キャンペーン情報つき)で3万3980円。最上位モデルは3G通信機能とWi-Fi通信機能を備える32GBモデルで4万4980円となっている。カバーは別売で、レザーカバー3色、水に強いファブリックカバー3色が用意される。価格はレザーカバーが7180円、ファブリックカバーが5280円。

(文/湯浅英夫=IT・家電ライター)

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ワイヤレス拡張ドックでThinkPadの快適性が段違い(日経トレンディネット)

 僕はオフィスでのメインマシンとしてデスクトップを使っているのだが、いずれはオフィスでもモバイルノートを使えばいいのではないかと思っている。モバイルノートでも処理性能が上がり、デスクトップと変わらない作業ができるようになりつつあるからだ。実際、最近よく耳にするのが「薄型のモバイルノートで快適に仕事をしたい」という要望だ。

【関連画像】ThinkPad WiGigドックがあれば、パソコンとディスプレーなどをワイヤレスで接続できる

 企業などでは、会社から支給されるパソコンとしてモバイルノートが選ばれるケースが増えているようだ。フリーアドレスや在宅勤務でアクティブに使いたいからだろう。とはいえ、事務所や自宅など、ベースになる環境では拡張性が高いことが望まれる。ということで、今回はモバイルノートの拡張性をアップする方法を考えてみた。

 僕が最初に注目したのがディスプレーだ。僕自身も事務所ではモバイルノートをディスプレーに接続して使うことがある。モバイルノートよりもディスプレーのサイズが大きいので快適だからだが、ケーブルをつなぐのが面倒だ。特にHDMIケーブルなどは、太いので取り回しに苦労する。「これがワイヤレスになればどれだけ快適だろうか!」とずっと夢想していたし、僕が今メインで使ってるモバイルノートがThinkPadだということもあって「ThinkPad WiGigドック」を試してみた。ThinkPad用の拡張ドッグだ。

利用は簡単だがパソコン側にドライバーが必須

 製品名の「WiGig」とは短距離高速デジタル無線伝送用の規格のことで、インテルやマイクロソフトなどが加盟する業界団体が策定している。通信距離は短いが、最大でWi-Fiの10倍という高速通信が可能なので、周辺機器の接続にはうってつけだ。特に、通信量の多いディスプレーとの接続をワイヤレス化する際は鍵になる規格といえる。

 パソコンとディスプレーがワイヤレスでつながる……何とも素敵な仕組みだが、それにはパソコン側もWiGigに対応している必要がある。既にThinkPadを持っているなら、コントロールパネルの「デバイスマネージャー」でドライバーを確認してみよう。インテルの「Wireless Gigabitドライバー」があれば利用できる。

 パソコン側が対応してさえいれば、利用するのは簡単だ。ドックの電源を入れたら、Windowsの「通知」にある「接続」を開いて「ThinkPad WiGig Dock」を選択するだけでいい。最初にペアリングが必要だが、それも画面に表示されたボタンを押すだけ。後はドックの近くにThinkPadを置くだけで自動的にディスプレーにつながるのだ。

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グーグルも狙うゲーム動画 国内サイトはプロ化で対抗(日経トレンディネット)

 「当社サービスの利用者の中にも、月間で数百万円を稼ぐ人が現れ始めている」

 ゲームに特化した動画配信サービス「OPENREC.tv(オープンレック)」を展開するCyberZ(東京都渋谷区)の山内隆裕社長はこう明かす。OPENREC.tvは、ゲームのプレー動画に特化したリアルタイム動画の配信サービスだ。月間で約200万人が訪れる。「利用者数は1年間で3倍に拡大」(山内氏)しており、急成長中のウェブサービスの1つだ。

【関連画像】たいじ氏の配信する動画は、毎回2万~3万人が閲覧する

 数年前から、「YouTube」に投稿した動画の視聴者数を集め、そこに配信される広告収益などで生計を立てるクリエーターが「YouTuber」として脚光を浴びている。同様にゲーム動画の世界においても、動画配信で生計を立てるプロのゲーム動画配信者が現れ始めている。

 こうしたプロの動画配信者が利用するゲーム動画に特化した動画配信サービスと、一般的な動画投稿サービスの違いは動画配信者が多角的に収益を得られる仕組みを整えている点が挙げられる。

 OPENREC.tvの動画配信者は、ゲームをプレーしている動画をリアルタイムで配信しながら、視聴者とコミュニケーションを取る。視聴者はチャット機能を使って、動画配信者に対してコメントを送ることができる。動画配信者は、このコメントを読み上げたり、コメントで寄せられるリクエストに応えたりして、視聴者とコミュニケーションを取れる。動画配信者は視聴者と関係性を築くことで、それが収益に結びつく。

 例えば、広告収益の分配だけでなく、視聴者数に応じてCyberZから報酬が支払われる制度を設けているほか、視聴者がデジタルアイテムのコインを購入して配信者を応援する機能「エール」で得た収益も分配する。このように多角的に収益を得られるような仕組みを用意しているのが特徴だ。CyberZは動画配信者にきちんと収益を還元することで、より積極的にOPENREC.tvを利用してもらうことを狙う。

 こうした収益を得られる仕組みにより、動画配信者によっては、月間で数百万円を超える収益を得られるようになっているのだ。動画配信者の中には会社を辞めてプロのゲーム動画配信者として独立する動画配信者も現れ始めた。

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ゲームショウの魅力は健在 なのに残念だった点とは(日経トレンディネット)

9月21~24日まで、千葉・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2017。国内外のゲーム関連企業が出展するアジア最大級の同イベントは、ゲーム業界の今を占う上でも重要なイベントだ。長年、ゲームショウを見てきたライター3人が、それぞれの視点で今年のゲームショウを総括する。今回は稲垣宗彦氏。

【関連画像】顔面を捧げて超大型巨人化すると、ブース内の巨大ディスプレーにもその姿をさらすことになるという。この羞恥プレーっぷりがライターたちの間では大きな話題を呼んでいた

・総まとめ(1)>東京ゲームショウで家族連れが減った理由とは?

・総まとめ(2)>“モンハン一強”のゲームショウ 海外勢減少が気がかり

 今年も9月21~23日の3日間、東京ゲームショウ会場を取材した。日経トレンディネット速報サイトでは、複数のライターが会場内の各ブースを手分けして取材する。そんな状況だから、ライターやカメラマン同士の情報交換はとても大事だ。注目すべきステージイベントや出展ゲーム、ユニークな販促グッズなど、“同僚”たちの口コミを頼りに話題のスポットをわずかな時間を利用して効率的に見て回るわけだ。

 その情報交換の様相が今年は例年といささか違っていた。もちろん期待の超大作などは話題に上ったものの、「あのブースにこんな面白いものがあったよ!」など、多くの人を巻き込む「ゲーム以外の盛り上がり」が、ほとんどなかったのだ。取材の合間に自分で会場内を一通り歩き回ってみて、その理由が分かった。今年のゲームショウでは、来場者参加型のユニークなコーナーを用意したブースが、ほとんど見られなかったのである。

 例えば、2015年のコーエーテクモゲームスのブースには、「進撃の巨人」の超大型巨人に自分の顔を合成した記念写真を撮影してもらえるコーナー「進撃の自分」が、2016年のKONAMIブースには、360度全方位からのバレット撮影をしてくれる「ポッピングフラッシュ」があった。(関連記事:今冬に来る進撃の巨人を待ちながら、顔を捧げて巨人になってみよう!【東京ゲームショウ 2015】、KONAMIブース「ポッピングフラッシュ」コーナーが人気【TGS2016】))。

 こういうコーナーは、ゲームを直接知らない来場者も参加して楽しめるのがいいところだ。単に筆者が見落としているだけ、という可能性はあるにしても、今年、こういった来場者参加型のコーナーで目に付いたのは、女性向けゲームを集めた「ロマンスゲームコーナー」(ホール3)と、小中学生限定の「ファミリーゲームパーク」(ホール1)くらいだったのではないか。

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新iPhoneの登場で中古品は安くなった? お買い得なのは……(日経トレンディネット)

 アップルの最新スマホ「iPhone 8/8 Plus」の販売が始まった。背面をガラスパネルにして質感を高めたほか、非接触充電機能の追加やカメラ機能の改良などが図られたのが特徴だ。

【関連画像】iPhoneの中古品で人気があるのが、2015年に登場したiPhone 6sだ。もっとも人気の高いNTTドコモ版でも3万円台で入手できる

 だが、「新品は高価だから」「iPhoneを買い替えたいが、キャリアの契約更新月がまだ先だから」などの理由で、中古品の購入を検討している人も多いだろう。iPhone 8/8 Plusの登場でiPhone 7以前の中古品の価格はどう変わったか、アキバの中古店で取材した。

●iPhone 7の値下がりは進まず。実質0円販売の中止も影響

 ヨドバシカメラAKIBAの近くに店舗を構えるじゃんぱら 秋葉原4号店では、iPhone 8/8 Plusの未使用品や中古品が早くも入荷していた。昨年、iPhone 7/7 Plusのジェットブラックモデルはしばらくプレミア価格が付けられていたが、iPhone 8/8 Plusはどのカラーもプレミア価格になることはなく、キャリアの販売価格とほぼ同じ水準の価格を付けていた。NTTドコモ版だと、64GB版のiPhone 8の未使用品が8万4800円前後、256GB版のiPhone 8 Plusの未使用品が11万2800円前後で売られている。

 iPhone 8/8 Plusの価格が落ち着いているということで、iPhone 7以前の機種はかなり安くなっているのでは…と思われたが、意外にもそうではなかった。

 同店の宮内和幸氏は「iPhone 7の販売価格は大きく変わっていない。もともとiPhoneの中古品は人気があり、年間を通じて品薄の傾向が強い。新型iPhoneが発売されて旧モデルになったからといって、iPhone 7をすぐ値下げすることはない」と説明する。iPhoneの人気の高さが相場の安定につながっていたのだ。

 大手キャリアが実質0円販売や一括0円販売をやめたことも、中古品の価格が下がらない要因の1つといえる。一部で“官製スマホ不況”と言われるほどスマホ販売自体が低調になったことで、中古市場に流れてくる端末が減り、相場の下落が起きづらくなっているのだ。

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ThinkPadの中古品が買い得、SSD搭載X220が1万7800円!(日経トレンディネット)

【編集部より】記事中の価格は、基本的に消費税8%を除いた税別の金額を記載しています。しかし、秋葉原では8%の税込み価格のみ掲示している販売店が多数を占めることを考慮し、『週末が狙い目』では例外的に消費税8%を含む税込み価格で表記します。税別価格のみ掲示している商品は、金額のあとに(税別)の表記を入れています。ご了承ください。

【関連画像】PCコンフル 秋葉原店では、レノボ・ジャパンの人気モバイルノートPC「ThinkPad X220」の中古品が1万7800円と安い。この価格ながら、SSDとWindows 10 Professionalを搭載しているのがポイント

 今週末の目玉商品といえるのが、PCコンフル秋葉原店がオープン2周年セールの目玉として用意するレノボ・ジャパンのモバイルノートPC「ThinkPad X220」だ。128GBのSSDとWindows 10 Professionalを搭載しながら、価格は1万7800円(中古品)と格安だ。

 ThinkPad X220は、キーボードの打ちやすさで定評のある独自の7段配列キーボードを採用したモバイルPCで、中古市場でも根強い人気を持つ機種として知られる。今回販売するモデルは、SandyBridge世代のCore i5-2410Mと4GBメモリー、12.5型ワイド液晶(1366×768ドット)を搭載。ストレージはSSDなので、きびきびした動作を期待できる。OSはWindows 10 Professionalだが、Windows 7 Professionalモデルも用意できるとのことだ。

 担当者によると、今回は使用感の少ない中古品を集めたという。キーボードの摩耗はうっすらと感じる程度で、液晶の色ムラも気になる範囲ではなかった。実用的に使えるモバイルノートPCを安く探している人は注目だ。10月13日(金)から限定10台を販売する。

 装備が充実した高性能ThinkPadの中古品も見つかった。じゃんぱら D-Style秋葉原店に入荷していたのは、「ThinkPad X1 Carbon 2016 20FC-CTO1WW」(11万4800円、中古品)。Skylake世代の旧モデルだが、Core i7-6600Uや16GBメモリー、512GB SSD、WQHD(2560×1440ドット)表示の14型ワイド液晶など、ほぼフル装備のスペックだ。じゃんぱら 秋葉原5号店では、2in1タイプの「ThinkPad X1 YOGA 20FQ-CTO1WW」の中古品が9万6800円と安かった。中古品は、新品時の価格が高かったハイエンドモデルほど割安に入手できるケースが多いので、掘り出し物を見つけてみたい。

 じゃんぱら秋葉原本店では、オンキヨーのSIMフリースマホ「GRANBEAT DP-CMX1」の未使用品が5万9800円と安い。ハイレゾ音源の再生が可能な高性能モデルで、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)にスマホ機能を付加したような個性的なスペックの製品だ。新品では6万円以上するが、保証書なしというワケアリのため5万円台の価格が付けられていた。ハイエンドオーディオに興味のある人は、早めに入手しておきたい。秋葉原本店以外のじゃんぱらにも入荷していた。

 じゃんぱら 秋葉原4号店では、ファーウェイ・ジャパンの小型タブレット「dtab d-01G Silver」の中古品を週末特価として5000円均一で販売していた。NTTドコモ向けのSIMカードで通信が可能なので、格安SIMでの運用に向く。程度に差があるので、コンディションのよい中古品をゲットするなら早い者勝ちといえる。

(文・写真/白石 ひろあき)

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